既存の暗号化ファイルシステムを登録する
「encfs」コマンドや「Cryptkeeper」で作成した暗号化ファイルシステムや、以前作成した暗号化ファイルシステムを、「Cryptfolderインジケーター」に登録し「Cryptfolderインジケーター」から利用できるようにします。1.マウント先フォルダーの作成
事前に暗号化ファイルシステムをマウントするマウント先のフォルダーを作成します。「Nautilus」からマウント先となるフォルダーを作成します。
フォルダーの作成は、通常のフォルダーの作成方法と同じです。
2.インポート画面の表示
「暗号化ファイルシステム管理画面」を表示し、以下赤枠のボタンをクリックします。3.インポート画面
以下のように暗号化ファイルシステムのインポート画面が表示されます。4.ソースディレクトリーの設定
「Encrypted folder」にソースディレクトリーの指定を行います。右側の選択ボタンをクリックします。
5.ソースディレクトリーの選択
以下の画面が表示されるので、既存のソースディレクトリーを選択し「OK」ボタンをクリックします。6.ソースディレクトリーの設定完了
以下のように選択したフォルダーのパスが「Encrypted folder」に表示されます。7.マウント先フォルダーの設定
「Mount folder」にマウント先フォルダーの指定を行います。右側の選択ボタンをクリックします。
8.マウント先フォルダーの選択
以下の画面が表示されるので、「1.」で作成したマウント先のフォルダーを選択し「OK」ボタンをクリックします。この画面からマウント先のフォルダーを作成することもできます。
「フォルダーの作成」ボタンをクリックすればフォルダーが作成されるので、フォルダー名を入力してマウント先のフォルダーを作成します。
9.マウント先フォルダーの設定完了
以下のように選択したフォルダーのパスが「Mount folder」に表示されます。10.パスワードの設定
復号化するのに必要なパスワードを「Password」に入力します。デフォルトでは、上記のように入力したパスワードが表示されます。
パスワードの入力を見られたくない場合は、事前に右側のチェックを外してからパスワードの入力を行います。
チェックを外してパスワードの入力を行うと、以下のように入力したパスワードは「*」で表示されるようになります。
11.自動マウントの設定
「Cryptfolderインジケーター」起動時に、自動的に暗号化ファイルシステムをマウントしたい場合は、「Mount folder at start」のチェックをオンにします。暗号化ファイルシステムの管理画面に表示される「Automount」と同じ設定です。
12.アンマウント時のマウント先フォルダーの削除
暗号化ファイルシステムをアンマウントした時に、マウント先フォルダーを削除するかどうかの設定を行います。「Delete decrypted folder on unmount」のチェックをオンにすれば、暗号化ファイルシステムをアンマウントした時に、マウント先フォルダーを削除します。
マウント先フォルダーを削除しても、暗号化ファイルシステムをマウントした時にマウント先のフォルダーは再作成されます。
マウント先フォルダー削除の設定は、どちらでも良いです。
13.設定完了
以上の設定が終わったら「OK」ボタンをクリックします。14.インポート完了
暗号化ファイルシステムのインポートが行われ、「Cryptfolderインジケーター」に暗号化ファイルシステムが登録されます。インポート直後は、自動的に暗号化ファイルシステムはマウントされません。
暗号化ファイルシステムを利用するには、まず暗号化ファイルシステムをマウントしてください。
以上で完了です。
暗号化ファイルシステムインポート後の確認
暗号化ファイルシステムをインポートすると、インジケーターメニューへの表示やパスワードの登録が行われます。インジケーターメニュー
インジケーターをクリックしメニューを表示すると、作成した暗号化ファイルシステム(ソースディレクトリー)のパスが表示されています。パスワード
暗号化ファイルシステムをマウントするのに必要なパスワード(復号化に必要なパスワード)は、以前紹介した通り、「パスワードと鍵」に登録されています。以上で確認は完了です。