DEVICE設定
「DEVICE」の行には、「mdadm」コマンドが操作・検索対象とする物理ボリュームの一覧を記述します。フォーマット
「DEVICE」のフォーマットは以下のようになります。
DEVICE 物理ボリュームのデバイスファイル
物理ボリュームのデバイスファイルは複数記述することができます。
また「DEVICE」は以下のように複数行で記述することも可能です。
DEVICE 物理ボリュームのデバイスファイル
DEVICE 物理ボリュームのデバイスファイル
DEVICE 物理ボリュームのデバイスファイル
複数の物理ボリュームを記述する場合
複数の物理ボリュームを記述する場合は、以下のように各物理ボリュームをスペースで区切ります。
DEVICE /dev/sdd1 /dev/sde1 /dev/sdf1
デフォルトの設定
「DEVICE」が記述されていない場合、以下の記述が行われているものとして扱われます。
DEVICE partitions containers
物理ボリュームのデバイスファイルの特別な記述方法
物理ボリュームのデバイスファイルは、以下の記述方法を用いることが可能です。globによる記述
物理ボリュームの記述は、globに対応しています。例えば以下の記述は、すべて同じ意味になります。
- /dev/sdd1 /dev/sde1 /dev/sdf1
- /dev/sd[d-f]1
- /dev/sd[def]1
ワイルドカードによる記述
ワイルドカードによる記述も可能です。globによる記述と混在させてワイルドカードを使用することも可能です。
ワイルドカードには任意の文字や数値が該当します。
- /dev/sd*
- /dev/sd[d-f]*
特別な記述方法
物理ボリュームのデバイスファイルの代わりに、以下の値を記述することも可能です。partitions
すべてのディスク及びパーティションが対象になります。すべてのディスク及びパーティションをチェックし、検出されたアレイに対し操作を行うことができます。