Ubuntu mdadm その108 - 論理ボリュームのサイズを一時期に変更するコマンドの例・論理ボリュームのサイズを元に戻すコマンドの例

論理ボリュームのサイズを一時期に変更するコマンドの例

  論理ボリュームのサイズを一時期に変更するコマンドの例です。
  ここでは例として、論理ボリュームのサイズを約「100MiB」から「50MiB」に縮小します。

  注意事項

    「論理ボリュームのサイズを一時期に変更するコマンドの説明」を参考にしてください。

  環境について

    以下のアレイを作成した環境でコマンドを実行しています。

• RAID 1アレイを作成する基本的なコマンドの例・作成したアレイの確認と利用

  1.論理ボリュームの確認

    比較のため現状の論理ボリュームの情報を確認します。

    「Array Size」が、論理ボリュームのサイズです。
    「Used Dev Size」が、アレイで使用している物理ボリュームのサイズです。

  2.論理ボリュームのサイズを一時的に変更する

    以下のコマンドを実行し、論理ボリュームのサイズを一時的に「50MiB」に変更します。
    コマンドやオプションの説明は「論理ボリュームのサイズを一時期に変更するコマンドの説明」を参考にしてください。

  3.コマンドの実行結果

    コマンドを実行しても特に何も表示されません。

  4.論理ボリュームの確認

    論理ボリュームの情報を確認します。

    赤字の箇所を見ると、「Array Size」が「50MiB」になっていることが分かります。
    アレイで使用している物理ボリュームのサイズは変更されていません。


    実際アプリからも、「50MiB」のボリュームとして認識されます。

論理ボリュームのサイズを元に戻すコマンドの例

  一時期に変更した論理ボリュームのサイズを元に戻すコマンドの例です。
  ここでは例として、上記で変更した論理ボリュームのサイズを元に戻します。

  1.論理ボリュームの確認

    比較のため現状の論理ボリュームの情報を確認します。

    「Array Size」が、論理ボリュームのサイズです。
    「Used Dev Size」が、アレイで使用している物理ボリュームのサイズです。

  2.論理ボリュームのサイズを元に戻す

    以下のコマンドを実行し、論理ボリュームのサイズを元に戻します。

    コマンドやオプションの説明は「論理ボリュームのサイズを一時期に変更するコマンドの説明」を参考にしてください。

  3.コマンドの実行結果

    コマンドを実行しても特に何も表示されません。

  4.論理ボリュームの確認

    論理ボリュームの情報を確認します。

    赤字の箇所を見ると、「Array Size」が元のサイズに戻っていることが分かります。

    アプリの表示も、元に戻っています。