スニペット候補の一覧の表示
途中まで入力された文字列や入力済みの文字列から、該当するスニペット候補の一覧を表示し、ドキュメントに挿入したいスニペットを選択することができます。オートコンプリートやコード補完に近い機能です。
スニペットの例
ここで使用するスニペットは、以下のようになっています。1.スニペット候補の一覧の表示
スニペット候補の一覧を表示するには、以下の3種類の方法があります。- 文章の入力途中でスニペット候補を表示する
- 入力済み文章の特定の箇所を指定してスニペット候補を表示する
- 入力済み文章の特定の箇所を選択してスニペット候補を表示する
1-1.文章の入力途中でスニペット候補を表示する
文章の入力途中でスニペット候補の一覧を表示したい場合、以下のようにスニペットのキーワードを入力し、「Ctrl + Space」キーを押します。1-2.入力済み文章の特定の箇所を指定してスニペット候補を表示する
入力済み文章の特定の箇所を指定してスニペット候補を表示したい場合、特定の箇所にキャレットを移動し、「Ctrl + Space」キーを押します。キャレットの前にある文字列がスニペットを検索するキーワードになります。
1-3.入力済み文章の特定の箇所を選択してスニペット候補を表示する
入力済み文章の特定の箇所を選択してスニペット候補を表示したい場合、その文章を選択し、「Ctrl + Space」キーを押します。現在のモードで利用できるすべてのスニペットが表示されます。
スニペットを選択すると、選択された文字列が選択されたスニペットで置き変わります。
表示されるスニペットの候補について
表示されるスニペットの候補は、「Global」に含まれるスニペット及び、現在のモードに含まれるスニペットが対象になります。「Ctrl + Space」キーについて
「Ctrl + Space」キーが他のソフトウェアのショートカットキーに使用されている場合、スニペット候補の一覧が表示されません。スニペット候補の一覧が表示されない時は、 「Ctrl + Space」キーが他のソフトウェアのショートカットキーに使用されていないか確認してください。
「iBus」や「Fcitx」などのインプットメソッド(フレームワーク)や、インジケーターなど常駐しているアプリに「Ctrl + Space」キーが割り当てられていないか確認すると良いでしょう。
2.スニペット候補の一覧表示
「Ctrl + Space」キーを押すと、以下のようにスニペット候補の一覧が表示されます。2-1.文章の入力途中でスニペット候補を表示した場合
「フル」の文字列に前方一致するスニペットが候補に上がっています。2-2.入力済み文章の特定の箇所を指定してスニペット候補を表示した場合
キャレットより前にある文字列からスニペットが候補が検索され表示されています。2-3.入力済み文章の特定の箇所を選択してスニペット候補を表示する
「Global」に含まれるスニペット及び、現在のモードに含まれるスニペットが候補に上がります。3.スニペット候補の選択
スニペット候補の一覧が表示されたら、ドキュメントに挿入したいスニペットを選択します。3-1.スニペットの選択
カーソルキーの上下でスニペットの選択を行います。マウスで直接スニペットをクリックしても良いです。
スニペットを選択したら「エンター」キーを押します。
カーソルキーの左右を押せば、スニペットの挿入をキャンセルできます。
3-2.ショートカットキーでスニペットを選択する場合
ショートカットキーでスニペットを選択する場合、「Alt」キーを押しながらスニペットの右側に表示されている数値のキーを押します。ただしUbuntuでは、Unityで「Alt」キーを使用するため、ショートカットキーによるスニペットの選択はできません。
3-3.スニペットの挿入
以下のように選択されたスニペットがドキュメントに挿入されます。4.スニペットの内容を表示する
スニペット名ではスニペットの内容が分からない場合は、スニペットの内容を表示すると良いでしょう。4-1.スニペットの詳細表示の表示
スニペット候補一覧の「詳細」ボタンをクリックします。「Alt + D」キーを押しても良いです。
ただしUbuntuでは、Unityの仕組み上、ショートカットキーによるスニペットの詳細表示はできません。
4-2.スニペットの詳細情報
以下のように現在選択されているスニペットの内容が表示されます。スニペットの詳細情報を表示したまま、他のスニペットを選択することができます。