Ubuntu 14.10向けのリポジトリー
OracleのVirtualBoxリポジトリーでUbuntu 14.10用のリポジトリーが提供されました。Ubuntu 14.04からUbuntu 14.10へアップグレードした人は、リポジトリーを有効にしておくとよいでしょう。
リポジトリーを有効にする
「システム設定」から「ソフトウェアとアップデート」を起動し、「他のソフトウェア」タブをクリックすれば、以前追加したVirtualBoxのリポジトリーが表示されます。以下のようにチェックを入れ、リポジトリーを有効にします。
リポジトリーの内容は以下のようになっていることを確認してください。
後は「ソフトウェアの更新」でアップデートのチェックを行えば、OKです。
VirtualBox 4.3.20がリリースされました
2014/11/21にVirtualBox 4.3.20がリリースされました。以前のバージョンのVirtualBoxを利用している人は、VirtualBox 4.3.20にアップデートすることができます。
ネットワークの設定について
今回のアップデートに関わらずVirtualBoxのアップデート後、環境によっては、以下のように「ホストオンリーネットワーク」の設定が初期化されます。アップデート前に必要に応じてネットワークの設定をメモしておき、アップデート後にネットワークの設定を確認すると良いでしょう。
VirtualBox 4.3.20の変更点
VirtualBox 4.3.20の変更点は、「ChangeLog」を参考にしてください。今回のリリースもメンテナンスリリースなので、不具合の修正が主な変更点になります。
変更点からいくつかピックアップしてみました。
- 仮想マシンをフルスクリーンで表示した時に発生する、フルスクリーンウィンドウの制御に関する問題の修正
- 仮想マシンをフルスクリーンで表示した時に発生する、フルスクリーンウィンドウのフォーカス制御に関する問題の修正
- Guest AdditionがLinux Kernel 3.18でビルドできるようになった
- UEFI環境におけるIDE接続のストレージアクセスのパフォーマンス向上
- 仮想マシンにUEFIでインストールしたWindowsが起動できない不具合の修正
マウスカーソルによるフォーカス制御オプションの追加
仮想マシンをマルチディスプレイで使用する際、マウスカーソルの下にある仮想マシンのウィンドウを自動的に前面に表示する機能があります。この機能の有効・無効を切り替えるオプションが追加されました。
VirtualBoxの設定画面を開き「ディスプレイ」を選択すると、以下のように「Raise window Under Mouse」オプションが表示されます。
チェックをオンにすると、マウスカーソルの下にある仮想マシンのウィンドウを自動的に前面に移動し、フォーカスをセットします。
チェックをオフにすると、この機能が無効になります。
仮想マシンのマルチディスプレイの設定は、以下のように各仮想マシンごとに行いますが、「Raise window Under Mouse」オプションの設定は、VirtualBox自身の設定画面から行います。