プロファイルアイテムの実行内容を設定する(Command)
アイテム一覧でプロファイルアイテムを選択し「Command」タブをクリックすると、以下のようにアイテムの表示方法を設定する項目が表示されます。プロファイルアイテムが1つしかないアクションアイテムについて
アクションアイテムを作成すると、自動的にプロファイルアイテムが1つ作成されます。アイテム一覧では、アクションアイテムに結びつけられたプロファイルアイテムが1つしかない場合、上記のようにプロファイルアイテムは表示されません。
アクションアイテムで行う「Command」タブでの設定は、その結び付けられたプロファイルアイテムに対する設定になります。
Profile
プロファイルの設定です。Label
プロファイル名を入力します。プロファイル名は、ユーザーがプロファイルを識別するための名称です。
「Nautilus」のコンテキストメニューでは使用されません。
「Label」を変更すると、アイテム一覧に表示されているプロファイルアイテムの名称も変わります。
アイテム一覧から「Label」を変更することもできます。
アイテム一覧から「Label」を変更したいアイテムをクリックすると、以下のように名称が変更できるようになります。
Command
「Nautilus」のコンテキストメニューでアクションアイテムをクリックした時に実行するコマンドを設定します。Path
実行するコマンドを指定します。直接入力するか、「Browse」ボタンをクリックしてファイル選択画面から実行するファイルを選択します。
Parameters
「Path」で指定したコマンドに渡すオプションを指定します。「Legend」ボタンをクリックすると、「Parameters」で指定できる特別なオプションの一覧が表示されます。
注意
「Nautilus」でファイルが1つも選択されていない場合、現在「Nautilus」で表示しているフォルダーが選択されているものとして扱われます。Working directory
実行するコマンドのワーキングディレクトリーを指定します。直接入力するか、「Browse」ボタンをクリックしてファイル選択画面からワーキングディレクトリーを選択します。
「%d」を指定すると、「Nautilus」で表示しているフォルダーがワーキングディレクトリーになります。
ファイル名やファイルのパスに関するParameters
「Parameters」で指定できる特別なオプションの中で、ファイル名やファイルのパスに関するオプションの紹介です。%b(パス無しファイル名)
選択されているファイルのファイル名を表します。ファイル名にパスは付きません。
選択されているファイルごとにコマンドが実行されます。
例
sample.txt%B(パス無しファイル名)
選択されているファイルのファイル名を表します。ファイルが1つ選択されている場合、そのファイルのファイル名を表します。
複数のファイルが選択されている場合、スペース区切りでファイルのファイル名を表します。
ファイル名にパスは付きません。
コマンドの実行は、選択されているファイルの数に関係なく1回実行されます。
例
sample1.txt sample2.txt%d(ファイルのパス)
選択されているファイルのパスを表します。選択されているファイルごとにコマンドが実行されます。
例
/home/ubuntu%D(ファイルのパス)
ファイルが1つ選択されている場合、そのファイルのパスを表します。複数のファイルが選択されている場合、スペース区切りでファイルのパスを表します。
コマンドの実行は、選択されているファイルの数に関係なく1回実行されます。
例
/home/ubuntu /home/ubuntu%f(パス付きファイル名)
選択されているファイルのファイル名を表します。ファイル名にはパスが付きます。
選択されているファイルごとにコマンドが実行されます。
例
/home/ubuntu/sample.txt%F(パス付きファイル名)
ファイルが1つ選択されている場合、そのファイルのファイル名を表します。複数のファイルが選択されている場合、スペース区切りでファイルのファイル名を表します。
ファイル名にはパスが付きます。
コマンドの実行は、選択されているファイルの数に関係なく1回実行されます。
例
/home/ubuntu/sample1.txt /home/ubuntu/sample2.txt%w(拡張子無しファイル名)
選択されているファイルのファイル名を表します。ファイル名にパスと拡張子は付きません。
選択されているファイルごとにコマンドが実行されます。
例
sample%W(拡張子無しファイル名)
選択されているファイルのファイル名を表します。ファイルが1つ選択されている場合、そのファイルのファイル名を表します。
複数のファイルが選択されている場合、スペース区切りでファイルのファイル名を表します。
ファイル名にパスと拡張子は付きません。
コマンドの実行は、選択されているファイルの数に関係なく1回実行されます。
例
sample1 sample2%x(拡張子無しファイル名)
選択されているファイルの拡張子を表します。選択されているファイルごとにコマンドが実行されます。
例
txt%X(拡張子無しファイル名)
選択されているファイルの拡張子を表します。ファイルが1つ選択されている場合、そのファイルの拡張子を表します。
複数のファイルが選択されている場合、スペース区切りでファイルの拡張子を表します。
コマンドの実行は、選択されているファイルの数に関係なく1回実行されます。
例
txt docファイルの情報に関するParameters
「Parameters」で指定できる特別なオプションの中で、ファイルの情報に関するオプションの紹介です。%c(ファイル数)
選択されているファイルの数を表します。例
2%m(マイムタイプ)
選択されているファイルのマイムタイプを表します。選択されているファイルごとにコマンドが実行されます。
例
text/plain%M(マイムタイプ)
ファイルが1つ選択されている場合、そのファイルのマイムタイプを表します。複数のファイルが選択されている場合、スペース区切りでファイルのマイムタイプを表します。
コマンドの実行は、選択されているファイルの数に関係なく1回実行されます。
例
text/plain application/x-desktopURIに関するParameters
「Parameters」で指定できる特別なオプションの中で、ファイルのURIに関するオプションの紹介です。%h(ホスト名)
選択されているファイルのURIに含まれるホスト名を表します。例
192.168.56.1%n(ユーザー名)
選択されているファイルのURIに含まれるユーザー名を表します。例
myname%p(ポート番号)
選択されているファイルのURIに含まれるポート番号を表します。例
445%s(スキーム)
選択されているファイルのURIに含まれるスキームを表します。例
smb%u(ファイルのURI)
選択されているファイルのマイムタイプを表します。選択されているファイルごとにコマンドが実行されます。
例
file:///home/ubuntu/sample.txt%U(ファイルのURI)
ファイルが1つ選択されている場合、そのファイルのマイムタイプを表します。複数のファイルが選択されている場合、スペース区切りでファイルのマイムタイプを表します。
コマンドの実行は、選択されているファイルの数に関係なく1回実行されます。
例
file:///home/ubuntu/sample1.txt file:///home/ubuntu/sample2.txtコマンドの実行に関するParameters
「Parameters」で指定できる特別なオプションの中で、コマンドの実行に関するオプションの紹介です。%o(ファイルごとにコマンドを実行する)
このオプションを指定すると、選択されているファイルごとにコマンドを実行します。このオプションを指定する場合は、必ず「Parameters」の最初に指定してください。
オプションの指定例
%o%F%O(1回だけコマンドを実行する)
このオプションを指定すると、選択されているファイルの数に関係なく、1回だけコマンドを実行します。このオプションを指定する場合は、必ず「Parameters」の最初に指定してください。