BraseroとEmpathyがデフォルトでインストールされるアプリから外される
Ubuntu 16.04では、今までデフォルトでインストールされてきた「Brasero」と「Empathy」が、デフォルトでインストールされるアプリから外される予定です。参考
Brasero
「Brasero」は、CD/DVDのライティングソフトです。Braseroがデフォルトでインストールされるアプリから外される理由
「Brasero」がデフォルトでインストールされるアプリから外される理由は、以下の2点です。1つは、「Brasero」の開発やメンテナンスの規模が縮小しており、未だ修正されない不具合が残っている点です。
もう1つは、ライティングソフトの必要性が減少した点です。
今やUSBメモリーがCD/DVDの代わりに利用されるメディアとして台頭しており、CD/DVDを作る機会が大幅に減りました。
データのやり取りもCD/DVDではなく、USBメモリーや外付けストレージなど様々な選択肢が存在します。
音楽CDも作成する機会がほとんどなく、スマフォタブレットで音楽を聴くことがほとんどでしょう。
またそれらのメディアはCD/DVDよりも扱いが楽です。
これらの理由から、「Brasero」はデフォルトでインストールされるアプリから外される予定です。
Braseroは無くならない
デフォルトでインストールされるアプリから外されるというだけで、「Brasero」がなくなるわけではありません。必要ならユーザーは自分で「Brasero」をインストールすることができます。
Empathy
「Empathy」は、インスタントメッセンジャーです。Empathyがデフォルトでインストールされるアプリから外される理由
「Empathy」がデフォルトでインストールされるアプリから外される理由は、以下の2点です。1つは、「Empathy」は十分なメンテナンスが行われていない点です。
もう1つは「Empathy」が利用できるチャットサービスが減少している点です。
FacebookなどのWebサービスは、XMPPなどを利用したチャットサービスを終了し、独自のチャットサービスを提供するようになりました。
これらのチャットサービスは、「Empathy」から利用できません。
これらの理由から、「Empathy」はデフォルトでインストールされるアプリから外される予定です。
Empathyは無くならない
デフォルトでインストールされるアプリから外されるというだけで、「Empathy」がなくなるわけではありません。必要ならユーザーは自分で「Empathy」をインストールすることができます。