Nautilus Rename Me
「Nautilus Rename Me」は、「Nautilus」からファイル名を一括変換するNautilus拡張です。Pythonに詳しい人向け
ファイル名の変換は、パターンに入力された文字列をPythonのeval関数に渡し、出力された結果を変換後のファイル名にしています。従ってパターンにPythonの関数が使用でき、高度なファイル名の変換が可能です。
Nautilus Rename Meのインストール
「Nautilus Rename Me」のインストールです。1.PPAの追加
以下のPPAを追加します。すでにこのPPAを追加している場合は、この手順を飛ばしてください。
- ppa:atareao/nautilus-extensions
2.インストール
「Ubuntuソフトウェアセンター」を起動し、「rename-me」で検索します。「インストール」ボタンをクリックします。
3.Nautilusの再起動
インストールが完了したら、「Nautilus」を再起動するか、ログインし直すか、PCを再起動します。Nautilus Rename Meの使い方
「Nautilus Rename Me」の使い方です。1.ファイルの選択
ファイル名を変換したいファイルを選択します。複数のファイルを選択することができます。
2.ファイル名変換画面の表示
選択したファイルを右クリックして表示されるメニューから「Renombra archivos」をクリックします。補足
「Renombra archivos」はスペイン語表記です。英語に直すと「Rename files」です。
ファイル名のリネームです。
3.変換するファイルの確認
以下のように、変換対象のファイルの一覧が表示されます。4.パターンの入力
「Pattern」にファイル名の変換パターンを入力します。ここに入力された文字列がeval関数に渡されます。
5.ファイル名のプレビュー
「プレビュー」ボタンをクリックして、ファイル名のプレビューを行います。6.ファイル名の確認
以下のように、パターンに従ってファイル名を変換した結果が表示されます。この時点で実際にファイル名の変換は行われていません。
7.ファイル名の変換
「実行」ボタンをクリックしてファイル名の変換を行います。画面右下の「OK」ボタンをクリックし、この画面を閉じます。
8.変換後のファイル名の確認
「Nautilus」でファイル名を確認すると、以下のようにファイル名が変換されています。パターンについて
上記でも記述した通り、パターンに入力した文字列がeval関数に渡されて、結果がファイル名に反映されます。このパターンでは、以下の特別な文字列が使用できます。
これらの文字列は、eval関数に渡される前に変換されます。
{filename}
変換前のファイル名(拡張子なし)を表します。「.」を含みません。
{extension}
変換前のファイル名の拡張子を表します。「.」を含みます。
{iterator}
0から始まる数値です。変換するファイルの一覧の上から、0,1,2・・・と言った感じで連番がつけられます。
format_number(pattern,number)
以下の関数を呼び出します。def format_number(pattern,number): return pattern[:len(pattern)-len(number)]+number
変換対象のファイルを選択する
変換対象のファイルを選択し直すこともできます。変換対象のファイルの追加ではなく、変換対象のファイルの再選択になります。
1.ファイル選択画面の表示
ファイルの読み込みボタンをクリックします。2.ファイルの選択
変換対象のファイルを選択し、「開く」ボタンをクリックします。複数のファイルを選択できます。
3.変換対象のファイル一覧
変換対象のファイル一覧に、選択したファイルが列挙されます。パターンを保存する
パターンを保存して、後で再利用することもできます。1.パターンの入力
保存するパターンを入力します。2.パターンの保存
パターン保存ボタンをクリックします。3.パターン一覧の確認
パターン一覧を表示すると、以下のように保存したパターンが表示されます。後でパターン一覧からパターンを選択できます。