syslinuxの不具合
「Ubuntu 15.10」の「syslinux」を利用してライブUSBメモリーを作成すると、BIOS環境でUbuntuが起動しない不具合があります。PC起動時に以下のエラーが発生します。
SYSLINUX 6.03 EDD 20150813 Copyright (C) 1994-2012 H. Peter Anvin et al
Boot Error
Boot Error
- "boot error" due to gcc v5 transition
- Early Syslinux Boot Error in pendrive made with the Ubuntu Startup Disk Creator
「UNetbootin」は「syslinux」を利用するため、この不具合に該当します。
この不具合に対処する方法として、「Ubuntu 16.04」の「syslinux」をダウンロードして「Ubuntu 15.10」にインストールする方法があります。
1.syslinuxのダウンロード
「Ubuntu 16.04」の「syslinux」をダウンロードします。ダウンロードするパッケージは、以下の2つです。
「syslinux」パッケージは、アーキテクチャーによってダウンロードするパッケージが異なるので注意してください。
直接ダウンロードする場合は、以下からどうぞ。
ここでは例として、「Ubuntu 15.10 64bit」環境で作業しています。
2.syslinux-commonのインストール
まず最初に、ダウンロードした「syslinux-common_・・・_all.deb」をダブルクリックし、「syslinux-common」パッケージをインストールします。以下のように「Ubuntuソフトウェアセンター」が起動するので、「アップグレード」ボタンをクリックします。
3.syslinuxのインストール
次に、ダウンロードした「syslinux_・・・.deb」をダブルクリックし、「syslinux」パッケージをインストールします。以下のように「Ubuntuソフトウェアセンター」が起動するので、「アップグレード」ボタンをクリックします。
以上で完了です。
「UbuntuのライブUSBメモリーを作成する」を参考にして、ライブUSBメモリーを作成してみてください。