Windows版UNetbootin
「UNetbootin」はクロスプラットフォームで提供されており、Windows版の「UNetbootin」も利用できます。ここではWindows版の「UNetbootin」を利用して、WindowsからUbuntuのライブUSBメモリーを作成します。
注意
Windowsでは、リムーバブルデバイスに複数のパーティションがあっても、最初のパーティションしか認識しません。1.UNetbootinのダウンロード
UNetbootinの公式サイトから、Windows版の「UNetbootin」をダウンロードします。2.Ubuntuのディスクイメージの用意
Ubuntuのディスクイメージをダウンロードします。ここでは例として、「Ubuntu 16.04 64bit版」のディスクイメージをダウンロードしました。
3.ドライブレターの確認
USBメモリーのドライブレターを確認しておきます。4.USBメモリーのフォーマット
USBドライブを右クリックして表示されるメニューから、「フォーマット」をクリックします。フォーマットすると、USBドライブ内のデータが消去されるので注意してください。
以下の画面が表示されるので、「ファイルシステム」で「FAT32」を選択して「開始」ボタンをクリックします。
5.UNetbootinの起動
「1.」でダウンロードした「UNetbootin」をダブルクリックして起動します。6.オプションの選択
「UNetbootin」が起動したら、「ディスクイメージ」を選択します。赤枠内右側の設定は、「ISO」を選択してください。
7.ディスクイメージの選択
右側の「...」ボタンをクリックしてディスクイメージを選択します。以下の画面が表示されるので、「2.」でダウンロードしたディスクイメージを選択し、「開く」ボタンをクリックします。
8.USBメモリーの選択
「タイプ」で「USBドライブ」を選択し、「ドライブ」でUSBメモリーのドライブを選択します。9.ライブUSBメモリーの作成開始
「OK」ボタンをクリックします。以下のようにライブUSBメモリーの作成が開始されます。
作成が終わるまでそっとしておきましょう。
処理が止まっているように見えても、実際には動作しています。
エラー画面が表示されない限り問題ありません。
Ubuntu 16.04のディスクイメージのサイズは約1.38GiBあるので、約1.38GiB分のデータのコピーが行われます。
しかもファイルサイズが小さいファイルがたくさんあり、USBメモリーの特性上ファイルサイズが小さいファイルのコピーは時間がかかります。
10.作成完了
問題なく作成が完了した場合、以下の画面が表示されます。「終了」ボタンをクリックして完了です。
次回以降ライブUSBメモリーを作成する場合は
次回以降ライブUSBメモリーを作成する場合は、以下の手順でOKです。- 「4.」でファイルシステムをフォーマット(推奨)
- 「5.」以降の作業を行う
「4.」でファイルシステムをフォーマットしなかった場合、「9.」でファイルの上書き確認画面が表示されます。
「Yes to All」ボタンをクリックしてください。
Mac OS X版UNetbootinについて
Mac OS X版「UNetbootin」も提供されています。Mac OS X版の「UNetbootin」を利用して、OS XからUbuntuのライブUSBメモリーを作成できます。
ただし以下の不具合があり、そのままでは起動できません。
対処方法は、以下を参考にしてください。
- UNetbootin on Mac OS X
- Fix for making bootable Ubuntu Live USB with persistence using Unetbootin on a Mac