Build 14328の変更点
Build 14328の「WSL」に関する変更点です。リリースノート
変更点の詳細は、リリースノートを参照してください。新機能
Build 14328で追加された新機能です。1.Linuxユーザー管理機能
Windowsのアカウントとは別に、Linuxのユーザーアカウントを作成できるようになりました。今までは「root」で動作していましたが、これからはLinuxのユーザーで動作するようになります。
従って「root」権限が必要な作業では、以下のように「sudo」を指定してコマンドを実行する必要があります。
Ubuntuの作法と同じですね。
「root」になる方法もありますが、Ubuntuの作法に従うのも良いでしょう。
Ubuntuらしくなりましたね。
インストール時にLinuxのユーザーアカウントを作成する
Bash on Ubuntu on Windowsインストール時に、Linuxのユーザーアカウントを作成する処理が行われます。後からLinuxのユーザーアカウントを作成することも可能
すでにUbuntu on Windowsインストール済みの人は、Ubuntuと同じ方法でLinuxのユーザーアカウントを作成することができます。複数のユーザーを作成可能
必要であれば、複数のユーザーを作成できます。bash起動時にどのユーザーで起動するかは、別途指定できます。
2.ホスト名がWindowsのホスト名と一致するようになった
ホスト名がWindowsのホスト名と一致するようになりました。いままでは「localhost」固定でしたが、これからはWindowsのホスト名が適用されます。
よりUbuntuらしくなりましたね。
不具合の修正や動作の改善
Build 14328で行われた不具合の修正や動作の改善です。リリースノートに記述されていない不具合の修正や動作の改善も行われています。
1.シンボリックリンクの改善
/mnt/外にあるファイルのシンボリックリンクの動作が改善されました。改善の結果、以下の動作が可能になりました。
- npmがインストールできるようになった
- Oracle JDK/JREがインストールできるようになった
注意
/mnt/以下にあるWindowsのファイルシステム内でシンボリックリンクは動作しません。今後のビルドで動作するようになる予定です。
2.top/htopが動作するようになった
top/htopが動作するようになりました。top
「top」コマンドは、Linuxのプロセスを一覧表示するコマンドです。htop
「htop」コマンドは、Linuxのプロセスを一覧表示するコマンドです。「top」コマンドよりも対話的に操作できます。