MATE 1.14.1
「MATE 1.14.1」は、2016/5/21にリリースされた現在最新版のMATEデスクトップ環境です。
Ubuntu MATE 16.04のMATE
「Ubuntu MATE 16.04」では「MATE 1.12.1」がインストールされています。
2016/6/8に「Ubuntu MATE 16.04」向けに「MATE 1.14.1」が提供されました。
「Ubuntu MATE」開発チームのPPAを利用すれば、「Ubuntu MATE 16.04」に「MATE 1.14.1」をインストールできます。
MATE 1.14リリースから2ヶ月
「MATE 1.14」は、2016/4/8にリリースされました。「MATE 1.14.1」は「MATE 1.14」のアップデート版（不具合修正版）です。
「Ubuntu MATE 16.04」のユーザーから、いつになったら「MATE 1.14」が利用できるようになるのか多くの質問が寄せられました。
「Ubuntu MATE 16.04」向けに「MATE 1.14.1」を提供するまで2ヶ月かかったのは、十分なテストを行うためと、「MATE 1.14」の不具合修正版のアップデートを待っていたため、とのことです。
MATE 1.14.1はGTK+2でビルドされている
「Ubuntu MATE」開発チームのPPAで提供されている「MATE 1.14.1」は、GTK+2でビルドされています。これは「Ubuntu MATE 16.04」やサードパーティーのMATEアプレット、プラグイン、拡張機能と互換性を維持するためです。
Ubuntu MATE 16.04にMATE 1.14.1をインストールする
「Ubuntu MATE 16.04」に「MATE 1.14.1」をインストールする方法です。1.PPAの追加
以下のPPAを追加します。すでにこのPPAを追加している場合は、この手順を飛ばしてください。
- ppa:ubuntu-mate-dev/xenial-mate
2.ソフトウェアの更新
「ソフトウェアの更新」を起動し、アップデートを行います。以下のように、部分的なアップグレードが促されます。
「部分的なアップグレード」ボタンをクリックします。
3.アップグレード内容の確認
以下のようにアップグレード内容の確認画面が表示されるので、「アップグレードを開始」ボタンをクリックします。
4.設定ファイルの扱い
アップグレード途中で、「/etc/xdg/autostart/mate-volume-control-applet.desktop」に関する処理方法が尋ねられます。
「そのまま」ボタンをクリックしてアップグレードを継続します。
5.アップグレード完了
「Upgrade complete」画面が表示されれば、アップグレード完了です。
アップグレードを反映するため、ここでPCを再起動してください。
6.MATEのバージョンの確認
「mate-about」を起動し、MATEのバージョンが「1.14.1」になっているか確認します。
以上で完了です。
ネットワークモニターについて
「MATE 1.14」では「mate-netspeed」パッケージが削除され、「mate-applets」パッケージに統合されました。「mate-netspeed」パッケージは、「ネットワークモニター」アプレットのパッケージです。
「mate-applets」パッケージに統合されているため、「mate-netspeed」パッケージが削除されても引き続き「ネットワークモニター」アプレットが利用できます。
