VirtualBox 5.0.22がリリースされました
2016/6/16にVirtualBox 5.0.22がリリースされました。VirtualBoxのリポジトリーを利用している人は、「ソフトウェアの更新」で「VirtualBox 5.0.22」にアップデートできます。
注意
「VirtualBox 5.0.22」にアップデートする時は、必ず事前に「VirtualBox」が起動していないことを確認してください。「VirtualBox」が起動している状態でアップデートを行うと、アップデートに失敗します。
VirtualBox拡張パックのインストール
「VirtualBox」アップデート後に「VirtualBox」を起動すると、VirtualBox拡張パックのインストールが促されます。VirtualBox拡張パックをインストールすると、USB 3.0ホストコントローラーの利用など、VirtualBoxで利用できる機能が増えます。
画面の案内に従い、VirtualBox拡張パックをインストールしておきます。
パスワードの入力が表示されたら、現在ログインしているユーザーのパスワードを入力してください。
VirtualBox拡張パックのインストールが促されない時は
VirtualBox拡張パックのインストールが促されない時は、「ファイル」メニューを開き「アップデートを確認」をクリックしてください。VirtualBox 5.0.22の変更点
VirtualBox 5.0.22の変更点は、「ChangeLog」を参考にしてください。今回のリリースはメンテナンスリリースなので、不具合の修正が主な変更点になります。
- Intel Atomホストに関する問題を修正
- IntelのSandy Bridge及びIvy Bridge CPUを使用している64bitホストOS上で32bitのゲストOSを利用している場合、FPUのステートを完全に復元できるように修正
- AMD CPUを使用しているホスト上でLinuxゲストOSがクラッシュする問題を修正
- Intel CPUのホスト上で32bitのEFIゲストOSがハングアップする問題を修正
- サードパーティーが開発したAHCIコントローラーを使用するアプリの動作改善
- RHEL 6.8対応
- Linux 4.7(-rc)ホスト対応
- Linux 4.7(-rc)ゲスト対応
- Ubuntu 14.04 32bit版が起動しないなど、Linux 32bitゲストOSに関する問題の修正
- LinuxゲストOSでマウスポインターの位置がおかしくなる問題を修正
- 古いXサーバーとLinux Kernels 3.11以降の組み合わせで動作するように修正
- LinuxゲストOS再起動時にXサーバーがクラッシュする問題を修正
- 共有フォルダーのモジュールのロードに失敗しても、X11のセットアップを続行するように変更
- ホストでドラッグ&ドロップサービスが無効になっていても、エラーを出さないように修正
仮想マシンにUbuntu 16.04をインストール
ホスト「Ubuntu 16.04 64bit」 + 仮想マシン「Ubuntu 16.04 64bit」の環境に、「Guest Additions」をインストールして利用してみましたが、現状特に問題は起きていません。Unityも3Dアクセラレーションが有効な状態で動作しています。
Guest Additionsをインストールし、3Dアクセラレーションを有効にしておく
仮想マシンにUbuntuをインストールした後やVirtualBoxをアップデートした後は、忘れずに「Guest Additions」をインストールしておきましょう。「Guest Additions」のインストール状況は、「セッション情報」から確認できます。
また、仮想マシンの設定で3Dアクセラレーションを有効にしておきましょう。