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Firefox その6 - Firefox 48がリリースされました・マルチプロセス化に向けて

Firefox 48リリース

2016年8月2日に「Firefox 48」がリリースされました。
すでにアップデートがユーザーに提供されており、「ソフトウェアの更新」から「Firefox 48」にアップデートできます。


「Firefox リリースノート」にも記述されている通り、1%のユーザーに対してマルチプロセス化されたコンテンツのレンダリングが有効になっています。

マルチプロセス化されたコンテンツのレンダリングに問題が起きなければ、対象とするユーザーを半数程度にまで増やしていくとのことです。

マルチプロセスといえば、「Chromium」系ブラウザーです。
「Chromium」系ブラウザーではすでにマルチプロセス化されており、コンテンツのレンダリングを複数のプロセスで行っています。


上記の画像は、「Chromium」を起動して適当なサイトを11サイト(=11タブ)開いた状態です。
(1タブ=1プロセスではありませんし、タブの数よりプロセス数が多くなることもあります。)

マルチプロセスの利点

マルチプロセスの利点は、コンテンツのレンダリングがブラウザーとは異なるリソースで行われるため、特定のレンダリングにブラウザー全体の動作がブロックされにくくなり、ブラウザー全体の応答性が良くなる点です。

またサンドボックスにより、セキュリティーの強度が上がるという利点もあります。

Firefox 49で条件を満たす全ユーザーが対象に

「Firefox 49」にて、条件を満たす全ユーザーを対象にマルチプロセス化されたコンテンツレンダリングが有効になる予定です。

「Windows XP」やスクリーンリーダー、マルチプロセスに対応していないアドオンを利用しているなど、条件を満たさない場合は、従来通りシングルプロセスによるレンダリングになります。

Firefoxがマルチプロセスで動作しているか確認するには

「Firefox」がマルチプロセスで動作しているか確認する方法です。
アドレスバーに「about:support」と入力し「エンター」キーを押すと、以下のように「アプリケーション基本情報」が表示されます。


「マルチプロセスウィンドウ」の項目が「0/1」となっていれば、シングルプロセスによるレンダリングになります。
一方「1/1」となっていれば、マルチプロセスによるレンダリングになります。

マルチプロセスを有効にしてみる

強制的にマルチプロセスを有効にすることもできます。
ただし試験的な機能であるため、常用はおすすめしません。

1.config画面の表示

「Firefox」を起動して、アドレスバーに「about:config」と入力し「エンター」キーを押します。
以下のように警告が出るので、「最新の注意を払って使用する」ボタンをクリックします。


2.設定追加画面の表示

以下の「config」画面が表示されるので、画面の適当な場所を右クリックし、表示されるメニューから「新規作成」>「真偽値」をクリックします。


3.設定名の入力

以下の画面が表示されるので、「browser.tabs.remote.force-enable」を入力し「OK」ボタンをクリックします。


4.設定値の指定

以下の画面が表示されるので、「true」を選択して「OK」ボタンをクリックします。


5.設定の追加完了

以下のように設定が追加されます。


設定を反映するため、「Firefox」を再起動します。

6.マルチプロセスの確認

設定が反映されマルチプロセスが有効になっているか確認します。


「1/1」となっていれば、マルチプロセスによるレンダリングになります。

7.プロセスを見てみる

適当なサイトを10サイト(=10タブ)開いてプロセスを確認すると、以下のようになりました。
「firefox」プロセスに子プロセスが存在しています。


現状の実装では、「Web Content」子プロセスが1つ生成されるだけです。
将来的に複数の子プロセスによるレンダリング処理が行われるようになります。

設定を元に戻すには

設定を元に戻すには、「5.」の画面で追加設定を削除するか、設定値を「false」にします。
設定の削除や設定値の変更は、右クリックで表示されるメニューから行ってください。

ちなみにシングルプロセスで同じサイトを開いた状態でプロセスを確認すると、以下のように子プロセスは生成されていません。


参考

  • 大幅な改良が加えられた デスクトップ版および Android 版の Firefox が本日リリース
  • What’s Next for Multi-process Firefox
  • FIREFOX 48 RELEASED, MULTI-PROCESS ENABLED BY DEFAULT FOR SOME USERS


Firefox
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