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Xplayerにディスプレイのブランク表示機能の追加

「Xplayer」は、「X-Apps」プロジェクトで開発されているメディアプレーヤーです。


PCに複数のディスプレイが接続されている環境(マルチモニター)でフルスクリーンで動画を再生する際、動画を再生するディスプレイ以外のディスプレイを、ブランク表示にできるようになります。



ブランク表示になるディスプレイでは、黒背景の画面が表示されるようになります。
フルスクリーン表示を解除した時や「Xplayer」を閉じた時に、ブランク表示から復帰します。

ノートPCでも利用可能

このブランク表示機能は、ノートPCを外部ディスプレイに接続しマルチディスプレイ環境にした時にも利用できます。
外部ディスプレイ側で動画を再生しノートPC側のディスプレイをブランク表示にできますし、 その逆もできます。

煩わしさからの開放

今でも一方のディスプレイを手動でオフにすれば似たようなことが実現できます。
しかしこの方法ではパワーマネージメントの設定のため、煩わしさを感じるユーザーもいます。

一方のディスプレイをオフにするとセッティングデーモンはモニターの設定を更新し、オフにしたディスプレイ上に表示されていたアプリのウィンドウを、もう一方のウィンドウに移動します。
またDellのモニターなど省電力機能において問題が発生するケースもあります。

他のXAppにも適用

ブランク表示機能を「X-Apps」で開発されている「Xviewer」や「Pix」、そして「Xreader」にも機能を追加していきます。

Xviewer

「Xviewer」は画像ビューワーです。


画像をフルスクリーン表示した時にブランク表示機能を利用できます。

Pix

「Pix」は画像ファイルを一覧表示する画像ビューワーです。


画像をフルスクリーン表示した時やスライドショー表示にした時に、ブランク表示機能を利用できます。

Xreader

「Xreader」はドキュメントビューワーです。
PDFの表示によく利用されるアプリです。


ドキュメントをフルスクリーン表示した時やプレゼンテーション表示をした時に、ブランク表示機能を利用できます。

他のアプリからブランク表示機能を利用するには

X-Apps」以外のアプリにも、ブランク表示機能を提供していきます。
この機能を提供するために、「libxapp」ライブラリーが開発されました。
このライブラリーを利用すれば、様々なアプリでブランク表示機能を利用できるようになります。

C言語から利用するには

C言語でブランク表示を有効にするには、以下の記述を行います。

XAppDisplay *xapp_display = xapp_display_new();

xapp_display_blank_other_monitors (xapp_display, my_main_window);

ブランク表示から復帰するには、以下の記述を行います。

xapp_display_unblank_monitors (xapp_display);

現在ブランク表示になっているかどうか確認するには、以下の記述を行います。

xapp_display_are_monitors_blanked (xapp_display)

Pythonから利用するには

Pythonでブランク表示を有効にするには、以下のような記述になります。

import gi
gi.require_version('XApp', '1.0')
from gi.repository import XApp

display = XApp.Display.new()

display.blank_other_monitors(my_main_window)

display.unblank_monitors()

blanked = display.are_monitors_blanked()

ライブラリーの開発に協力を

「libxapp」ライブラリーの開発やソースコードの管理は、以下で行われています。


「libxapp」ライブラリーのドキュメントが整備されていないなど、開発はまだ序盤です。
興味を持った人は、開発に参加してみてはいかがでしょうか。


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