VirtualBox 5.1.6がリリースされました
2016/9/12に「VirtualBox 5.1.6」がリリースされました。VirtualBoxのアップデート
VirtualBoxのリポジトリーを利用している人は、「ソフトウェアの更新」で「VirtualBox 5.1.6」にアップデートできます。注意
「VirtualBox 5.1.6」にアップデートする時は、必ず事前に「VirtualBox」が起動していないことを確認してください。「VirtualBox」が起動している状態でアップデートを行うと、アップデートに失敗します。
VirtualBox拡張パックのインストール
「VirtualBox」アップデート後に「VirtualBox」を起動すると、VirtualBox拡張パックのインストールが促されます。VirtualBox拡張パックをインストールすると、USB 3.0ホストコントローラーの利用など、VirtualBoxで利用できる機能が増えます。
画面の案内に従い、VirtualBox拡張パックをインストールしておきます。
パスワードの入力が表示されたら、現在ログインしているユーザーのパスワードを入力してください。
VirtualBox拡張パックのインストールが促されない時は
VirtualBox拡張パックのインストールが促されない時は、「ファイル」メニューを開き「アップデートを確認」をクリックしてください。VirtualBox拡張パックのインストーラーが削除できるようになった
「VirtualBox 5.1.6」では、VirtualBox拡張パックのインストーラーが自動で削除できるようになりました。VirtualBox拡張パックインストール後、以下のようにVirtualBox拡張パックのインストーラーの削除画面が表示されます。
VirtualBox拡張パックのインストーラーは不必要なので、削除しても問題ありません。
「削除」ボタンをクリックして削除すると良いでしょう。
VirtualBoxのインストール
VirtualBoxを新規にインストールする場合は、「VirtualBox 5.1.0をインストールするには」を参考にしてください。VirtualBox 5.1.6の変更点
VirtualBox 5.1.6の変更点は、「ChangeLog」を参考にしてください。今回のリリースはメンテナンスリリースなので、不具合の修正が主な変更点になります。
- .vboxファイルと.vboxファイルのエリアスを開く時に発生する問題の修正(GUI)
- キーボードの取り込みに関する問題の修正(GUI/#15771/#15745)
- Mac OS XホストでAlt+クリックが正常に動作しない不具合の修正(GUI/#15714)
- 古いVirtualBox拡張パックの自動削除に対応(GUI/#11352/#14742)
- 不明なUSBデバイスの表示方法に関する不具合の修正(USB/#15764)
- 特定の環境でUSBデバイス使用時にフリーズする不具合の修正(XHCI/#15747)
- Linuxホストで特定のUSBデバイス使用時にCPUの使用率が高くなる不具合の修正(Serial/#7796)
- VMDKイメージのアタッチに関する不具合の修正(Storage/#14764)
- バックエンドにサポートされていないイメージの扱いに関する問題の修正(Storage/#7227)
- VirtualBox 5.0.10以前の環境で作成されたスナップショットの読み込みに関する問題の修正(Storage/#15865)
- ホストI/Oキャッシュ有効時、NVMeエミュレーションに関する問題の修正(Storage)
- ICH9使用時、複数のNVMeコントローラーに関する問題の修正(Storage)
- リセット時にフリーズする不具合の修正(NVMe)
- マイク入力に関する問題の修正(Audio/#14386/#15802)
- 特定の状況でクラッシュする問題の修正(Audio/#15887)
- ALSAバックエンド利用時、録音に関する問題の修正(Audio)
- OSSバックエンド使用時に発生する問題の修正(Audio)
- iPXEからの起動に関する問題の修正(E1000/#15846)
- 4bppスキャンラインの計算に関する問題の修正(BIOS/#15787)
- OVF/OVAアプリケーションのバージョンチェックに関する問題の修正(API/#15856)
- .rpmパッケージのドキュメントパスの修正(Linux Installer)
- SELinuxに関する問題の修正(Linux Installer/#15816)
- 32bitレガシーキャパビリティーの使用停止(Linux hosts)
- ディスプレイドライバーがLinux Kernel 4.8に対応(Linux Additions/#15890/#15896)
- Linuxディストリビューションが提供するカーネルモジュールをロードせず、公式のGuest Additionsから提供されるカーネルモジュールを使用するように変更(Linux Additions/#15324)
- スクリーンサイズの動的変更に関する問題の修正(Linux Additions/#15875)
仮想マシンにUbuntu 16.04をインストール
ホスト「Ubuntu 16.04 64bit」 + 仮想マシン「Ubuntu 16.04 64bit」の環境に、「Guest Additions」をインストールして利用してみましたが、現状特に問題は起きていません。Unityも3Dアクセラレーションが有効な状態で動作しています。
Guest Additionsをインストールし、3Dアクセラレーションを有効にしておく
仮想マシンにUbuntuをインストールした後やVirtualBoxをアップデートした後は、忘れずに「Guest Additions」をインストールしておきましょう。「Guest Additions」のインストール状況は、「セッション情報」から確認できます。
また忘れずに、仮想マシンの設定で3Dアクセラレーションを有効にしておきましょう。