VirtualBox 5.1.12がリリースされました
2016年12月20日に「VirtualBox 5.1.12」がリリースされました。VirtualBoxのアップデート
VirtualBoxのリポジトリーを利用している人は、「ソフトウェアの更新」で「VirtualBox 5.1.12」にアップデートできます。注意
「VirtualBox 5.1.12」にアップデートする時は、必ず事前に「VirtualBox」が起動していないことを確認してください。「VirtualBox」が起動している状態でアップデートを行うと、アップデートに失敗します。
VirtualBox拡張パックのインストール
「VirtualBox」アップデート後に「VirtualBox」を起動すると、VirtualBox拡張パックのインストールが促されます。VirtualBox拡張パックをインストールすると、USB 3.0ホストコントローラーの利用など、VirtualBoxで利用できる機能が増えます。
画面の案内に従い、VirtualBox拡張パックをインストールしておきます。
パスワードの入力が表示されたら、現在ログインしているユーザーのパスワードを入力してください。
VirtualBox拡張パックのインストールが促されない時は
VirtualBox拡張パックのインストールが促されない時は、「ファイル」メニューを開き「アップデートを確認」をクリックしてください。VirtualBox拡張パックのインストーラー削除
VirtualBox拡張パックインストール後、以下のようにVirtualBox拡張パックのインストーラーの削除画面が表示されます。一度インストールすればインストーラーは不要なので、「削除」ボタンをクリックして削除すると良いでしょう。
VirtualBoxのインストール
VirtualBoxを新規にインストールする場合は、「VirtualBox 5.1.0をインストールするには」を参考にしてください。Ubuntu 16.10を利用している場合
「Ubuntu 16.10」を利用している場合、「開発コード(略名)」が「yakkety」になるためコマンドの入力内容に注意してください。VirtualBox 5.1.12の変更点
「VirtualBox 5.1.12」の変更点は、「ChangeLog」を参考にしてください。今回のリリースはメンテナンスリリースなので、不具合の修正が主な変更点になります。
仮想マシン
- KVM有効なLinuxゲストで発生するERR_IEM_ASPECT_NOT_IMPLEMENTEDに関する問題を修正(#15613 / #16251)
- VERR_VMX_UNABLE_TO_START_VMに関する問題を修正
GUI
- 仮想マシンを起動直後に終了させるとGUIがクラッシュする問題を修正
- キーボードキャプチャーに関する問題の修正(Mac OS Xのみ/#16150)
- シームレスモードでWindowsゲストのウィンドウをドラッグすると、キーボードキャプチャーが正常に動作しない問題を修正(Linuxのみ/#15837)
- 新バージョンの通知ダイアログが仮想アプライアンスのインポート画面に被る問題を修正(Mac OS Xのみ/#16238)
- rmmod nvme実行時、NVMeのリセット処理に関する問題の修正(Linuxのみ/#16080)
ストレージ
- NVMeコントローラーが有効な仮想マシン実行時にスナップショットを作成すると発生する問題の修正
- LsiLogic SCSIコントローラーに関する問題の修正
ネットワーク
Linux
- Linux 2.6.28のコンパイルに関する問題の修正(#16267)
- Linux 4.9のコンパイルに関する問題の修正(#16286)
- 古いGuest Additions利用時に、既知の問題を警告表示するように変更(#15319)
- Guest AdditionsのグラフィックドライバーのビルドがLinux 4.10以降に対応(#16298)
その他
- Windowsホストでパラレルポートの列挙に関する問題の修正(#15872/#16127)
- 仮想マシン名の設定時にクラッシュする問題を修正(#16299)
- Windows Guest AdditionsがWDDMでクラッシュする問題を修正
仮想マシンにUbuntu 16.10をインストール
ホスト「Ubuntu 16.10 64bit」 + 仮想マシン「Ubuntu 16.10 64bit」の環境に、「Guest Additions」をインストールして利用してみましたが、現状特に問題は起きていません。Unityも3Dアクセラレーションが有効な状態で動作しています。
Guest Additionsをインストールし、3Dアクセラレーションを有効にしておく
仮想マシンにUbuntuをインストールした後やVirtualBoxをアップデートした後は、忘れずに「Guest Additions」をインストールしておきましょう。「Guest Additions」のインストール状況は、「セッション情報」から確認できます。
また忘れずに、仮想マシンの設定で3Dアクセラレーションを有効にしておきましょう。