Ubuntu Touchのアップデートも新モデルの登場もしばらくお預け
「Ubuntu Touch」のアップデートは現在、「OTA-14」がリリースされています。しかし次のアップデートである「OTA-15」のリリースは現在予定されておらず、新しい「Ubuntu Touch」デバイス(Ubuntu Phone/Ubuntu Tablet)の登場はしばらくお預けになります。
いつまでお預けか?
Snapベースの「Ubuntu」が完成するまで、アップデートや新モデルの登場は待つ必要があります。少なくとも今現在、「OTA-15」のマイルストーン(リリーススケジュール)は存在しません。
何が起きた?
この状況が明らかになったきっかけは、ユーザーによる「Ubuntu Phone」のサポート状況に対する問い合わせでした。このユーザーは「Ubuntu Touch」の利用に問題を抱えており、通話アプリが正常に動作せずフリーズしたり、bluetoothのヘッドセットの接続が正常に行えず、「OTA-15」がいつリリースされるのか質問しています。
これに返信する形で以下の返答が新たなスレッドで行われました。
Clickパッケージはsnapパッケージへと移行し、今後ストアで扱うソフトウェアはSnapパッケージのみになります。
またその時期が来るまで、現状stable PPAに新機能等の追加は行わないとのことです。
ただし重要なソフトウェア(コンポーネント)に関しては、継続的にセキュリティーアップデートが提供されます。
つまり、メンテンナンスのみになるということです。
現在「Canonical」は、「Ubuntu Desktop」の「Unity 8」への移行を含むSnapベースの「Ubuntu」の開発に注力しており、「Ubuntu Touch」などモバイルデバイスへの注力はその後になります。(モバイルデバイス向け作業の優先順位が下がる。)