VirtualBox 5.1.14がリリースされました
2017年1月17日に「VirtualBox 5.1.14」がリリースされました。VirtualBoxのアップデート
VirtualBoxのリポジトリーを利用している人は、「ソフトウェアの更新」で「VirtualBox 5.1.14」にアップデートできます。注意
「VirtualBox 5.1.14」にアップデートする時は、必ず事前に「VirtualBox」が起動していないことを確認してください。「VirtualBox」が起動している状態でアップデートを行うと、アップデートに失敗します。
VirtualBox拡張パックのインストール
「VirtualBox」アップデート後に「VirtualBox」を起動すると、VirtualBox拡張パックのインストールが促されます。VirtualBox拡張パックをインストールすると、USB 3.0ホストコントローラーの利用など、VirtualBoxで利用できる機能が増えます。
画面の案内に従い、VirtualBox拡張パックをインストールしておきます。
パスワードの入力が表示されたら、現在ログインしているユーザーのパスワードを入力してください。
VirtualBox拡張パックのインストールが促されない時は
VirtualBox拡張パックのインストールが促されない時は、「ファイル」メニューを開き「アップデートを確認」をクリックしてください。VirtualBox拡張パックのインストーラー削除
VirtualBox拡張パックインストール後、以下のようにVirtualBox拡張パックのインストーラーの削除画面が表示されます。一度インストールすればインストーラーは不要なので、「削除」ボタンをクリックして削除すると良いでしょう。
VirtualBoxのインストール
VirtualBoxを新規にインストールする場合は、「VirtualBox 5.1.0をインストールするには」を参考にしてください。Ubuntu 16.10を利用している場合
「Ubuntu 16.10」を利用している場合、「開発コード(略名)」が「yakkety」になるためコマンドの入力内容に注意してください。VirtualBox 5.1.14の変更点
「VirtualBox 5.1.14」の変更点は、「ChangeLog」を参考にしてください。今回のリリースはメンテナンスリリースなので、不具合の修正が主な変更点になります。
仮想マシン
- 32bitホストOS上で64bitゲストOSを動作させる際、エミュレーションに関する問題の修正
- VT-xをサポートしていないCPU上で64bitゲストOSを動作させる際、MSRの処理に関する不具合の修正(#13886)
GUI
- マルチモニターを設定する際、クラッシュする不具合の修正
- 仮想マシン動作中にスナップショットのクローンが利用可能に
NVMe
- SPDK(Storage Performance Development Kit)との互換性に関する問題を修正(#16368)
Windowsホスト
- 最近のWindows 10に関する問題の修正
Linuxホスト
- Linux 4.10に関する問題の修正
Linuxゲスト
- 共有フォルダー利用時、プロトコルエラーが発生する問題の修正(#8463)
その他
- ある特定の状況下でクラッシュする問題の修正
- ストレージサイズのリサイズ時、1GBから1PBにリサイズできないようにチェックを追加(#16311)
仮想マシンにUbuntu 16.10をインストール
ホスト「Ubuntu 16.10 64bit」 + 仮想マシン「Ubuntu 16.10 64bit」の環境に、「Guest Additions」をインストールして利用してみましたが、現状特に問題は起きていません。Unityも3Dアクセラレーションが有効な状態で動作しています。
Guest Additionsをインストールし、3Dアクセラレーションを有効にしておく
仮想マシンにUbuntuをインストールした後やVirtualBoxをアップデートした後は、忘れずに「Guest Additions」をインストールしておきましょう。「Guest Additions」のインストール状況は、「セッション情報」から確認できます。
また忘れずに、仮想マシンの設定で3Dアクセラレーションを有効にしておきましょう。