プロンプトのカラーリングを有効にするには
「Ubuntu 16.04」ではプロンプトのカラーリングが有効になっています。「Ubuntu on Windows/WSL」登場当初、インストールされる「Ubuntu」のバージョンは「Ubuntu 14.04」でした。
途中のビルドから「Ubuntu 16.04」がインストールされるようになりました。
「Ubuntu 14.04」ではプロンプトのカラーリングが有効になっていないため、「Ubuntu 14.04」環境を「Ubuntu 16.04」へアップグレードした環境では、「Ubuntu 14.04」のユーザー環境がそのまま引き継がれ、プロンプトのカラーリングは行われません。
これは「Ubuntu on Windows」に限った話ではなく、実機にインストールした「Ubuntu」でも同様です。
どちらの「Ubuntu」も公式かつ正規の「Ubuntu」であるため、同じ現象が発生します。
プロンプトのカラーリングを有効にする方法を紹介します。
1.~/.bashrcのバックアップ
必要なら事前に「~/.bashrc」ファイルのバックアップを作成しておきます。2..bashrcファイルのコピー
デフォルトの「.bashrc」ファイルをコピーし、「~/.bashrc」に上書きします。以下のコマンドを実行します。
cp /etc/skel/.bashrc ~/
3.Bashの再起動
「Bash」を再起動すれば、プロンプトのカラーリングが有効になります。「ConEmu」でもプロンプトのカラーリングが有効になっています。
実機にインストールした「Ubuntu」でも同様にプロンプトのカラーリングが有効になります。