Ubuntu 14.04でSnapパッケージが利用可能に
「Ubuntu 14.04」でSnapパッケージが利用できるようになりました。事前にアップデートをすべて適用しておく
Snapパッケージを利用する前に「snapd」のインストールが必要になります。事前に「ソフトウェアの更新」を起動して、すべてのパッケージのアップデートを適用しておいてください。
また「snapd」の依存関係に「Ubuntu 16.04」の「Linux Kernel(HWE)」が指定されているため、事前に「Ubuntu 16.04」の「Linux Kernel(HWE)」がインストールされているか確認しておくと良いでしょう。
「Ubuntu 16.04」の「Linux Kernel(HWE)」がインストールされていれば、以下のように「Linux Kernel」のバージョンが「4.4.0」になります。
もし「Ubuntu 16.04」の「Linux Kernel(HWE)」がインストールされていなければ、以下の方法でインストールすることができます。
1.snapdのインストール
「端末」を起動し、以下のコマンドを実行します。
sudo apt install snapd
上記の画面が表示されたら、エンターキーを押します。
「snapd」がインストールされます。
2.PCの再起動
「snapd」のインストールが完了したら、PCを再起動します。これでSnapパッケージがインストールできるようになります。
Kritaをインストールしてみよう
ここでは例として、画像編集ソフトの「Krita」をインストールしてみます。1.Kritaのインストール
「端末」を起動し、以下のコマンドを実行します。
sudo snap install krita
以上でインストールは完了です。
続いて「krita」を実行すれば、「Krita」が起動します。
2.Kritaの起動
以下のようにSnap版の「Krita」が起動します。「Krita」のバージョンは「3.1.1」になっています。
「Ubuntu 14.04」のリポジトリーにあるdeb版「Krita」のバージョンは「2.8.1」であり、同様に「Ubuntu 16.10」のdeb版「Krita」のバージョンは「2.9.11」であるため、Snapを利用すれば新しいバージョンの「Krita」を利用できます。
ただしSnapは日本語周りがちょっと残念なことになっています。