Client Side Decoration
「Client Side Decoration」とは、アプリのウィンドウのタイトルバーを無くし、タイトルバーの代わりにボタンなどを配置したバーを表示するデザインや仕組みのことです。「GTK+」が提供している機能です。
「Client Side Decoration」が採用されたデスクトップ環境といえば、「Ubuntu GNOME」です。
アプリのタイトルバーのスペースを有効活用できます。
タイトルバーが無くなっても、タイトルバー相当の機能を「Client Side Decoration」側で提供するため、ウィンドウの移動等の操作が可能です。
一方Ubuntuでは
一方「Ubuntu」では、「Client Side Decoration」を採用していません。「Ubuntu」ではウィンドウのタイトルバーにアプリのメニューを表示する機能があり、この機能とぶつかってしまいます。
「Ubuntu」で「Client Side Decoration」を有効にすると、タイトルバーが無くなるためアプリのメニューが利用できなくなります。
この場合、Unityパネルにメニューを表示すればアプリのメニューを利用できるようになります。
Client Side Decorationはお好き?
さて「OMG! Ubuntu!」にて、「Client Side Decoration」のデザインが好みかどうかアンケートが実施されています。現時点での結果を見るに、「Client Side Decoration」を好意的に捉えている人が75%を超えていますね。