TS-4900
「Technologic Systems」が発売している「TS-4900」が「Ubuntu Core」に対応しました。「TS-4900」は高性能なコンピュータオンモジュール(CoM)です。
「TS-4900」自体は2015年5月に発売されたCoMです。
「Technologic Systems」は、「TS-4900」で「Ubuntu Core」を利用できるようにするため「Canonical」と提携しました。
「TS-4900」は、CPUにSoloもしくはQuadコアの「NXP/Freescale i.MX6 ARM」を搭載し、1GHzで動作します。
このCPUは、「ARM CortexTM A9」アーキテクチャーに対応しています。
メモリーは最大2GB搭載でき、eMMCストレージが最大4GB搭載できます。
他にも以下のインターフェースをサポートしています。
- microSDソケット
- SATAポート
- デジタルI/O
- PCI Express
- ギガビットイーサネット
- USB
- シリアル/COMポート
- WiFi 802.11 b/g/n
- Bluetooth 4.0
- RS-485
- SPIバス
- I2Cバス
- CANバス
- I2Sオーディオ
「TS-4900」は組み込みシステムアプリケーションにとって理想的なハードウェアであり、特にIoTゲートウェイのような無線接続が必要な組み込みシステムアプリケーションを実装するのにオススメの製品です。
そして「Ubuntu Core」はIoT向けに最適化されているOSであり、豊富なネットワーク環境やプロトコルをサポートしています。
加えて「Ubuntu Core」は安全性や信頼性、そして簡単にアップグレード可能なプラットフォームを提供します。
製品情報
「TS-4900」の製品情報や搭載可能なハードウェア及び仕様については、以下を参照してください。Mobile World Congress 2017で展示予定
「Ubuntu Core」を搭載した「TS-4900」が「Mobile World Congress 2017」のUbuntuブースで展示される予定です。前回紹介したスマートヘルメットもそうですが、IoT分野やクラウド(コンテナ)分野など様々な分野に「Ubuntu」が積極的に展開されてますね。