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夢は潰えたか?

「Mir」の開発者であるAlan Griffiths氏が「Mir」の今後について語っています。



我々はCanonicalがconvergence(収束)の夢から手を引くとの発表を読んだ。
これに伴いこの収束に関連するプロジェクト全体が終了する。

しかしこれは夢が潰えたということではない。
夢が変化するということだ。

私は、夢はまだ潰えていないと願っている。
Canonicalは今まで多くの困難なプロジェクトをこなしてきたのだから。

Mirを建築物で例えれば、基礎や外壁は作られており、窓や配管も設置済みで電力も来ている。
しかし外壁塗装が欠けており、また、買い手がいないのだ。

私の専門知識は動作するソフトウェアを開発することであり、その知識を夢のために提供する。

安定した中間レイヤーは、重要な仕組みである。
―― ソフトウェアに変更があっても、そのソフトウェアを利用する周りのソフトウェアは動作し続ける

もしその仕組みの置き換えを目的に多くの部分を投げ捨てるなら、あなたは再統合が本当に本当に大変なことに気づくだろう。
徐々にやるのだ!

なのでただUnity 8をフォークし、Unity 8をWayland上で動作させる計画はない。
置き換えの準備が十分に整うまで、そのままにしておくのだ。

外壁塗装は、「Unity 8」のことです。
買い手は「Mir」を採用するOSやディストリビューションのことです。

さて、夢を終わらせないために2種類のプランを提案しています。

一つは「libmirserver」に既存プロトコルと並行して「Wayland」クライアントのサポートを追加する方法です。

もう一つは「Wayland」サーバー上で利用できるQtMir/MirALの類似ソフトウェアを開発し、「Unity 8」をそれらのソフトウェア上で動作するよう移植し、「Mir」を捨てる方法です。

Mirは終わらない

「Ubuntu Desktop」及び「Ubuntu Touch」から切り離されることになった「Mir」ですが、2時間前にMark Shuttleworth氏による「Mir」に関するコメントがあり、「Mir」はIoT向けに投資を継続してくとのことです。


we have lots of IoT projects using Mir as a compositor so that code continues to receive investment. I agree, it's a very fast, clean and powerful graphics composition engine, and smart people love it for that.

Mirをコンポジターとして利用しているIoTプロジェクトはたくさんあり、コードは継続して投資を受けられるとのことです。

またMirをひどく嫌う人達(ヘイト)にはうんざりさせられた、とのコメントが続いています。

The whole Mir hate-fest boggled my mind - it's free software that does something invisible really well. It became a political topic as irrational as climate change or gun control, where being on one side or the other was a sign of tribal allegiance. We have a problem in the community when people choose to hate free software instead of loving that someone cares enough to take their life's work and make it freely available.

I came to be disgusted with the hate on Mir. Really, it changed my opinion of the free software community.

I used to think that it was a privilege to serve people who also loved the idea of service, but now I think many members of the free software community are just deeply anti-social types who love to hate on whatever is mainstream. When Windows was mainstream they hated on it. Rationally, Windows does many things well and deserves respect for those. And when Canonical went mainstream, it became the focus of irrational hatred too. The very same muppets would write about how terrible it was that IOS/Android had no competition and then how terrible it was that Canonical was investing in (free software!) compositing and convergence.

彼らのせいでフリーソフトウェアコミュニティーに対する見解が変わり、フリーソフトウェアコミュニティーの多くの人達は、主流なものならどんなものにでもひどく嫌うことが大好きで反社会的なタイプの人達ではないか、と思うようになったっとのことです。

Windowsが主流だった頃、彼らはWindowsをひどく嫌っていたが、合理的に考えれば、Windowsは多くのことをうまくこなしており、尊敬に値するものであると指摘しています。

そしてCanonicalが主流になった際、Canonicalが不合理なヘイトの対象になったとのことです。

以前紹介したようにLinux Mintでも似たようなこと(FUD)がありますが、残念なことです。


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