Ubuntu MATE 17.04の新機能と変更点
リリースノートから「Ubuntu MATE 17.04」の新機能と変更点を紹介します。リリースノートは、以下を参照してください。
またディスクイメージのダウンロードなどリリース情報は、以下を参照してください。
1.サポート期間は9ヶ月
「Ubuntu MATE 17.04」は通常リリースとなるため、サポート期間は9ヶ月になります。従って2018年1月までサポートが提供されます。
長期サポートが必要な場合は
「Ubuntu MATE 16.04」はLTSリリースであるため、3年間の長期サポートが提供されます。長いサポート期間や安定性を重視する人は、「Ubuntu MATE 16.04」を利用すると良いでしょう。
2.MATE 1.18採用
デスクトップ環境は、2017年3月13日にリリースされた「MATE 1.18」を採用しています。「MATE 1.18」では多くの改善や不具合の修正が行われています。
「MATE 1.18」の変更点は、以下を参考にしてください。
3.Brisk Menuのアップデート
「Brisk Menu」が「0.3.5」にアップデートされました。「Ubuntu MATE」のテーマに合うようにデザインが改善されました。
Pantheonパネルレイアウトの追加
ユーザーが自分でパネルに「Brisk Menu」を追加することもできますが、「Brisk Menu」を採用した「Pantheon」パネルレイアウトが「MATE Tweak」に追加され、簡単に「Brisk Menu」を採用したパネルレイアウトに切り替えられるようになりました。ホットキー
「Brisk Menu」を表示するデフォルトのホットキーは「Ctrl+F10」キーです。4.アートワークのアップデート
テーマや見た目に関するアップデートです。- スクロールバーのデザインがシンプルになりました。
- 更新されたアイコンテーマに適合するよう、互換性が改善されています。
- Notebooksのデザインが一新されました。
- Ubuntu MATEのテーマがGNOMEのヘッダーバーを完全にサポートしました。
- ダークテーマが追加されました。
- Qtアプリの見た目をGTK+の見た目に合うように改善されています。
5.ようこそ画面のアップデート
「Ubuntu MATE Welcome」が「Ubuntu MATE Welcome 17.04.11」にアップデートされました。アプリの追加とキュー対応
要望が多くあった「Kdenlive」や「Simple Screen Recorder」など、アプリケーションが「Software」の一覧に追加されました。また一括してアプリケーションのインストール及びアンインストールが行えるようになりました。
6.MATE Dock Appletのアップデート
「MATE Dock Applet」が「MATE Dock Applet 0.77」へアップデートされました。- アプリ起動時に発生する起動通知に対応しました。
- 新しいデザインを利用できるようになりました。
- アプリがドラッグ&ドロップでドックに追加できるようになりました。
- 起動しているアプリ間でデータのドラッグ&ドロップができるようになりました。
- ドックのアプリを選択したりアクティブにするキーバインドが追加されました。
- Superキー+1-0キーで最初から10番目のドック内のアプリを選択できます。
- Superキー+Alt+1-0キーで10から20番目のドック内のアプリを選択できます。
7.PowerPC 32bit(PPC)のサポート終了
「PowerPC 32bit(PPC)」のサポートが終了したため、「PPC向けのUbuntu MATE 17.04」はリリースされません。詳細は以下を参照してください。
既知の問題
既知の問題です。1.OEMインストールが完了した後、ネットワークアイコンがパネルに2つ表示される
OEMインストールが完了した後、ネットワークアイコンがパネルに2つ表示されます。再起動を行えば、この現象が解消されます。
2.ネットワーク接続の共有が動作しない
「dnsmasq-base」がインストールされていないため、ネットワーク接続の共有が動作しません。この問題を解消するには、「dnsmasq-base」パッケージをインストールしてください。