VirtualBox 5.1.22がリリースされました
2017年4月28日に「VirtualBox 5.1.22」がリリースされました。VirtualBoxのアップデート
VirtualBoxのリポジトリーを利用している人は、「ソフトウェアの更新」で「VirtualBox 5.1.22」にアップデートできます。注意
「VirtualBox 5.1.22」にアップデートする時は、必ず事前に「VirtualBox」が起動していないか確認してください。「VirtualBox」が起動している状態でアップデートを行うと、アップデートに失敗します。
VirtualBox拡張パックのインストール
「VirtualBox」アップデート後に「VirtualBox」を起動すると、VirtualBox拡張パックのインストールが促されます。VirtualBox拡張パックをインストールすると、USB 3.0ホストコントローラーの利用など、VirtualBoxで利用できる機能が増えます。
画面の案内に従い、VirtualBox拡張パックをインストールしておきます。
パスワードの入力が表示されたら、現在ログインしているユーザーのパスワードを入力してください。
VirtualBox拡張パックのインストールが促されない時は
VirtualBox拡張パックのインストールが促されない時は、「ファイル」メニューを開き「アップデートを確認」をクリックしてください。VirtualBox拡張パックのインストーラー削除
VirtualBox拡張パックインストール後、以下のようにVirtualBox拡張パックのインストーラーの削除画面が表示されます。一度インストールすればインストーラーは不要なので、「削除」ボタンをクリックして削除すると良いでしょう。
VirtualBoxを新規にインストールする場合
「VirtualBox」を新規にインストールする場合は、「VirtualBox 5.1.0をインストールするには」を参考にしてください。Ubuntu 17.04を利用している場合
「Ubuntu 17.04」を利用している場合、「開発コード(略名)」が「zesty」になるためコマンドの入力内容に注意してください。VirtualBox 5.1.22の変更点
「VirtualBox 5.1.22」の変更点は、「ChangeLog」を参考にしてください。今回のリリースはメンテナンスリリースなので、不具合の修正が主な変更点になります。
変更点:Changelog for VirtualBox 5.1
ダウンロード:Download VirtualBox
いくつか変更点をピックアップします。
1.VERR_IEM_INSTR_NOT_IMPLEMENTEDに関する不具合の修正
主にMac OS Xホストで発生する以下の不具合が修正されました。- Guru Meditation -5300 (VERR_IEM_INSTR_NOT_IMPLEMENTED movq xmm)
- Support for STMXCSR instruction: VERR_IEM_INSTR_NOT_IMPLEMENTED
- Critical error running Knoppix from live disc (VERR_IEM_INSTR_NOT_IMPLEMENTED, movq...xmm0)
- Booting GhostBSD from ISO on OSX: Guru Meditation (VERR_IEM_INSTR_NT_IMPLEMENTED, cflush)
- host macOS guest FreeBSD 11 critical error on gnome3 GUI load
2.ストレージに関する修正
非同期I/Oが無効になっている状況や、スナップショットのマージ中など、特定の状況でフリーズする不具合が修正されました。3.ALSAバックエンドで発生する不具合修正(Linuxホストのみ)
ALSAバックエンドでエラーが発生する問題が修正されました。4.libGLが検出されない不具合の修正(Linuxホストのみ)
libGLが検出されず3Dアクセラレーションを有効にした仮想マシンでWindowsゲストが起動できない不具合が修正されました。5./sbin/mount.vboxsfシンボリックリンクの修正(Linux向けGuest Additionsのみ)
「/sbin/mount.vboxsf」シンボリックリンクが間違った場所を指していた不具合が修正されました。仮想マシンにUbuntu 17.04をインストール
ホスト「Ubuntu 17.04 64bit」 + 仮想マシン「Ubuntu 17.04 64bit」の環境に、「Guest Additions」をインストールして利用してみましたが、現状特に問題は起きていません。Unityも3Dアクセラレーションが有効な状態で動作しています。