猫がキーボードに乗ると、ログイン画面がフリーズするバグが直る
猫がキーボードに乗ると、ログイン画面・ロック画面がフリーズする不具合が「Ubuntu 16.04」で修正されました。不具合報告の内容は、以下を参照してください。
不具合の再現手順
- 猫がいる寒い部屋にラップトップを放置する
- 猫がキーボードの上に座る
- 1時間待つ
- Lightdmが無反応になる
不具合の内容
猫により度を超えたパスワードが入力されるため、lightdmの動作がおかしくなる。無効なパスワードの入力を確定するためエンターキーを押したが、何も起きなかった。
パスワード入力ボックスのカーソルは点滅しておらず、バックスペースキーを押しても効果はなかった。
入力されたパスワードを削除するため「Ctrl+A」キーや「Shift+Ctrl+→」キーを押しても、パスワード全体が選択されることはなかった。
「Caps Lock」キーを押すと警告マークの表示・非表示が行われ、機能していた。
マウスの移動は可能だが、トップパネルの言語アイコンやサウンドアイコンなどをクリックしても反応はない。
仮想コンソールへのログインは動作する。
猫がいない、もしくは猫が不具合の再現に非協力的な時は
猫がいない、もしくは猫が不具合の再現に非協力的な時は、以下の再現手順で不具合を再現できる。1.lightdmを再起動する
2.通常ユーザーとしてログインする
3.「Ctrl+Alt+L」キーを押して、画面をロックする
4.前足をシミュレートするためのアイテムを探す
重さ約10ポンド(約4.5キログラム)の本を探す。
ネコの前足をシミュレートするためのアイテムを探す。
(ここでは大きめの爪切り2つと鍵、ボトルオープナーを使った。)
5.前足のシミュレート
ファンクションキーやバックスペースキー、及びエンターキーに当たらないように、アイテムをキーボードの上に乗せる。さらにその上に本を乗せる。
6.待つ
1時間待つ。その間ネコの相手をする(オプション)
回避策
なにか軽くキーボード全体を覆うものを置いておく。不具合の修正
さてこの問題は、入力できるパスワードの文字数を最大200文字に制限することで修正されました。
This bug was fixed in the package unity-greeter - 16.04.2-0ubuntu1
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unity-greeter (16.04.2-0ubuntu1) xenial; urgency=medium
* New upstream release:
- Limit prompt fields to 200 characters (LP: #1538615)
-- Robert Ancell <email address hidden> Thu, 24 Mar 2016 14:03:38 +1300
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unity-greeter (16.04.2-0ubuntu1) xenial; urgency=medium
* New upstream release:
- Limit prompt fields to 200 characters (LP: #1538615)
-- Robert Ancell <email address hidden> Thu, 24 Mar 2016 14:03:38 +1300
修正されたのは約一年前であり、「Ubuntu 16.04」向けにすでにアップデートがリリースされています。
この修正は「Ubuntu 16.10」以降のバージョンでも適用されています。