openSUSEとFedoraが利用可能に
今まで「WSL」向けに提供されていたLinuxディストリビューションは「Ubuntu」だけでしたが、今後は「Ubuntu」に加え「openSUSE」と「Fedora」が利用できるようになります。2017年5月11日に開催された「Microsoft’s Build conference」の基調講演にて、「WSL」に関するアナウンスがいくつか行われました。
また「OSCON 2017」にて、「WSL」の新機能が紹介されました。
1.UbuntuをWindowsストアに
「Ubuntu」をWindowsストアに持ってくるため、「Canonical」の友人と引き続き協力関係を築いている。2.openSUSEとFedoraをWindowsストアに
「openSUSE」と「Fedora」をWindowsストアに持ってくるため、また「WSL」上で動作するようにするため、彼らのチームと連携して作業している。3.Windowsストアからサイドバイサイドにインストール可能
「Ubuntu」、「openSUSE」、「Fedora」は、Windowsストアからインストールできるようになり、これらのディストリビューションは共存(サイドバイサイド)してインストールできる。4.同時に複数のLinuxディストリビューションを利用可能
「Ubuntu」、「openSUSE」、「Fedora」は、同時に動作させることができる。5.ダウンロードの改善
Linuxディストリビューションのダウンロード速度が向上し、安定したダウンロードができるようになる。6.Cドライブ以外の固定ディスクにインストール可能
LinuxディストリビューションをCドライブ以外の固定ディスク(Dドライブなど)にインストールできる。いつ利用できるようになるのか?
近々リリースされる「Windows Insider build」にて、上記の新機能やWindowsストアからのダウンロードを行えるようになる予定です。そのため新機能をいち早く体験したいユーザーは、「Windows Insider program」に登録を行い、「Insider Previewの受け取り」設定を「ファースト」に設定する必要があります。