Ubuntu Desktop週刊ニュースレター(2017/5/26)
「Ubuntu Desktop」の週一ミーティングの要約と、「Ubuntu Desktop」ユーザー及び開発者の多くが関心を持つであろう情報が紹介されています。先週のUbuntu Desktop週刊ニュースレターは、以下を参照してください。
さて内容をいくつかピックアップします。
GNOMEデスクトップ環境
Desktop seedはまだアップデートされておらず、「gdm」のセキュリティーレビューが行われています。また「GNOME Shell」のビルドテストが行えるようになりました。
Ambiance及びRadianceテーマの更新
「Ubuntu」のデフォルトのテーマである「Ambiance」及び「Radiance」テーマを「GNOME Shell」上で利用できるように修正が行われていますが、その後修正作業が進みこれらのテーマがアップデートされました。「Ambiance」及び「Radiance」テーマをテストして欲しいとのことです。
テーマの利用やテスト方法は、以下を参照してください。
ライブパッチサービスの統合作業
ライブパッチサービスの統合作業は順調に進んでいます。ライブパッチデーモン(Snap)がインストールされていない環境で、ライブパッチデーモンの自動的なインストールが行えるようになりました。
また簡単にライブパッチの認証を行いAPIキーを取得できるようにするため、Ubuntu One SSOログインの統合作業が行われていますが、この統合作業が近々完了する予定です。
加えて「ソフトウェアの更新」にライブパッチアップデートの情報を表示するための作業が現在行われいます。
EOLのバージョンを飛ばしてアップグレード可能に
アップグレードツール(do-release-upgrade)が、サポート期間が切れたバージョン(EOL)を飛ばし、LTSリリースのUbuntuからサポートされている通常リリースのUbuntuへアップグレードできるよう、修正が行われました。
「Ubuntu 16.04」を利用しているユーザーは、今後簡単に「GNOME」デスクトップ環境が採用されている「Ubuntu 17.10」へアップグレードできるようになるでしょう。
PulseAudioの不具合精査
PulseAudioの不具合を精査し、2017年7月には1000件の古い不具合が期限切れになる予定です。これにより新しい問題への対処や、優先順位の高い重要な問題への対処に時間が避けるようになります。