Ubuntu Desktop週刊ニュースレター(2017/6/2)
「Ubuntu Desktop」の週一ミーティングの要約と、「Ubuntu Desktop」ユーザー及び開発者の多くが関心を持つであろう情報が紹介されています。先週のUbuntu Desktop週刊ニュースレターは、以下を参照してください。
さていくつか内容をピックアップします。
GNOME Shellがデフォルトのデスクトップ環境に
「Ubuntu Desktop」のseedがアップデートされました。これにより「Ubuntu Desktop」のデフォルトのデスクトップ環境が「GNOME Shell」になります。
そして今後この変更がデイリービルドのディスクイメージに反映されることになります。
ただしデスクトップ環境の依存関係に関し、まだいくつか修正しなければならない点が残っています。
GNOME Shellが起動しない不具合
デイリービルドのディスクイメージに関し、GNOME Shellが起動しない不具合が見つかっています。もしデイリービルドのディスクイメージを利用してテストを行いたい人は、この問題が解決されるまで待ったほうが良いでしょう。
アップグレードのテスト項目追加
「Ubuntu 16.04」から「Ubuntu 17.04」及び「Ubuntu 17.10」へアップグレードするテスト項目が追加されました。これは「GNOME Shell」をテストしたいユーザーが、LTSリリースの「Ubuntu」から通常リリースの「Ubuntu」へ円滑にアップグレードできるよう、品質を確保するためのテストです。
FwupdがLogitech製のハードウェアに対応
「Ubuntu 17.10」では、ハードウェアのファームウェアをアップデートする「Fwupd」が「0.9.2」へアップデートされます。これにより、Logitech製のUnifying対応デバイスの一部でファームウェアのアップデートが可能になります。
ただしこの機能はまだテスト中です。
system-config-printerのアップデート
プリンターの設定や管理を行う「system-config-printer」がアップデートされ、数々の修正が盛り込まれています。Ambiance及びRadianceテーマの修正レビュー
「Ubuntu」のデフォルトのテーマである「Ambiance」及び「Radiance」テーマを「GNOME Shell」上で利用できるように修正が行われていますが、この修正レビューが行われています。Bluetooth H2DPプロファイルの修正テスト
Bluetooth H2DPプロファイルの修正が行われ、修正版のテスト向けプロファイルがPPAにて利用できるようになっています。不具合の内容など詳細は、以下を参照してください。
GNOME BuilderでSnapパッケージのビルドが可能に
GNOME向けの開発環境(IDE)である「GNOME Builder」にて、Snapパッケージのビルドが可能になりました。これにより「GNOME Builder」は「Snapcraft」プロジェクトを扱えるようになり、Snapパッケージをビルドできるようになります。