GNOME Shell、GDM、Waylandセッションのテストに協力を
「Ubuntu Desktop 17.10」では、これまでにない多くの変更が計画されています。これまでに何度も紹介していますが、「Ubuntu Desktop 17.10」では以下の大きな変更が行われます。
- UnityからGNOME Shellに置き換え
- LightDMからGDMに置き換え
- Waylandセッションの採用
開発チームではこれら大きな変更の品質確保に向け、テストの協力を呼びかけています。
「Ubuntu Desktop 17.10」は現在開発中であり、2017年10月19日のリリースを予定しています。
リリースはまだまだ先であり、先月「Artful Aardvark α1」がリリースされたところです。
そのため完全なテストには向いていませんが、様々なセットアップ(各種設定)に関するテストは有効です。
特にテストして欲しいところ
開発チームでは、特にテストして欲しい点を挙げています。いずれのテストも、仮想マシンより実機でテストした方が良いでしょう。
1.Waylandセッション
ログイン画面で「Ubuntu on Wayland」を選択してログインすると、Waylandセッションでログインします。日常的にWaylandセッションを利用して、何か不具合がないかチェックします。
2.サスペンドとリジューム
サスペンドとリジュームを行い、問題なくサスペンド及びリジュームが可能かどうかテストします。3.ネットワーク
ネット―ワークへの接続や無線LANと有線LANの切り替えを行い、問題なくネットワークに接続できるか、及び通信できるかテストします。4.Bluetooth
Bluetoothデバイスと問題なく接続でき、かつ期待通りに動作するかテストします。特にオーディオデバイスが期待通りに動作するかテストします。
5.外部ディスプレイ
外部ディスプレイを所有しているなら、外部ディスプレイを接続し、問題なく画面が表示されるかテストします。ディスクイメージのダウンロード
「Ubuntu Desktop 17.10」のディスクイメージは、以下からダウンロードしてください。テストを行う時は、「ソフトウェア更新」を起動しパッケージをアップデートしてからテストしましょう。
またもし不具合を見つけた時は、「Launchpad」で同様の不具合報告がないか調べると良いです。
不具合報告
不具合報告は、いつも通り「Launchpad」で受け付けています。Waylandセッションの環境でのみ発生する不具合には、「wayland」タグを付けて不具合を報告してください。
また開発チームが不具合報告を見つけやすくするため、本件に関するすべての不具合報告に「julyshakedown」タグを付けて不具合を報告してください。
Waylandセッションに関する不具合
すでに報告されているWaylandセッションに関する不具合は、以下で調べることができます。- https://bugs.launchpad.net/ubuntu/+bugs?field.tag=wayland
- https://bugs.launchpad.net/ubuntu/+bugs?field.tag=wayland-session