デフォルトのセッションがWaylandセッションに
「Ubuntu 17.10」では、デフォルトのセッションがWaylandセッションになる予定です。元々デフォルトのセッションを「Waylandセッション」するという方針がありました。
しかしデフォルトで「Waylandセッション」を選択する方針について議論が行われた結果、致命的な不具合がいくつかあり、一旦この方針は保留になりました。
その後デフォルトで「Waylandセッション」方針が再度確認され、「Ubuntu 17.10」ではデフォルトのセッションが「Waylandセッション」になる予定です。
また従来の「Xorgセッション」も引き続き利用できます。
そのため「Waylandセッション」が利用できない、あるいは「Waylandセッション」が安定しない環境を利用しているユーザーは、「Xorgセッション」を利用すると良いでしょう。
「Waylandセッション」も「Xorgセッション」も同時にインストールされるため、ユーザーは後から追加インストールを行うことなく都合の良い方を利用できます。
ちなみにセッションの切り替えは、ログイン画面から行います。
Ubuntu 18.04 LTSに向けた布石
「Ubuntu 17.10」でユーザーに「Waylandセッション」を利用してもらうことでフィードバックを得、問題や改善点をもっと多く洗い出せるようになります。またこの結果を以って、次期LTS版である「Ubuntu 18.04 LTS」にて、最終的な判断が行われることになります。