gtkplatformプロジェクト
「gtkplatform」は、QtアプリにGTK+をホストツールキットとして提供する「Qt Platform Abstraction(QPA)」プラグインです。このプラグインは主にLinuxデスクトップでの利用を目的としています。
早い話、QtアプリがGTK+アプリと同等の見た目や使い勝手に変化します。
例えばメニューはGTK+ネイティブのメニューによる描画になり、マウスやキーボード及びタッチ入力にGTK+を利用できます。
GTK+アプリと一貫性と統一感のある振る舞いを提供
「gtkplatform」を利用することでQtアプリは、Linuxデスクトップ上においてGTK+アプリとより一貫性と統一感のある振る舞いを実現できます。特に「Ubuntu」のようにメインのツールキットにGTK+を利用している環境では、「gtkplatform」により統一感のあるUIを提供できるようになります。
まだ始まったばかりのプロジェクト
本プロジェクトの現在の最優先事項は、統一感のあるデスクトップ環境を実現することです。もちろんパフォーマンスに関しても目標に含まれていないわけではありませんが、まだ始まったばかりのプロジェクトであり、パフォーマンスよりも統一感のあるデスクトップ環境の実現が優先されています。