Linux Kernel LTS版のサポート期間が6年間に拡大される
「Linux Kernel」 LTS版のサポート期間が6年間に拡大されます。「Linux Kernel」にも「Ubuntu」のように、長期サポート版であるLTS版が存在します。
このサポート期間の延長は、「Android」デバイスの製品寿命をカバーするために行われました。
「Android」は「Linux Kernel」を採用しているOSであり、「Android」デバイスは長期間サポートされるLTSカーネルをベースにしています。
しかしLTSカーネルには、サポート期間が2年間しかありません。
デバイスの開発から市場への投入には時間がかかります。
開発から販売まで1年かかったとすれば、LTSカーネルのサポート期間は残り1年しかないということになります。
サポート期間の拡大により、GoogleやSoCベンダー、そしてそのSoCを搭載するOEMは、開発期間に十分な時間を確保することができます。
サポート期間の拡大はLinux Kernel 4.4から
サポート期間の拡大は「Linux Kernel 4.4」から行われます。すでに「Linux Kernel」の公式サイトでは、「Linux Kernel 4.4」のサポート期間が2018年2月から2022年2月に変更されています。