mozc-utils-guiをディスクイメージから外す提案
「mozc-utils-gui」をディスクイメージから外す提案が行われました。今週、Fcitxのサポートが削除されたため、Qt4がUbuntu 17.10のディスクイメージから削除された。
Qt5が未だにディスクイメージに含まれているのは、ibus-mozcがmozc-utils-guiを推奨パッケージに指定しており、そしてmozc-utils-guiがQt5に依存しているため、Qt5が残されているように見える。
mozcは日本語の入力メソッドだが、我々はライブ環境に日本語の言語パックをプリインストールしていない。
mozcはUbuntu 15.10がリリースされる直前にライブ環境に追加された。
Mozcを利用するには、Settings(GNOME Control Center)のInput SourceにMozcを登録する必要がある。
そのために私はibus-mozcをインストールし、一旦ログアウトして再度ログインし直し、Input SourceにMozcを登録する必要があった。
Mozcを登録すると複数の入力ソースが有効になるため、トップバーの右側に言語メニュー(インジケーター)が表示された。
この言語メニューではMozcの6種類の入力モードが表示され、それらを切り替えることができる。
Settings(GNOME Control Center)は、Mozcの設定を行う機能を提供していない。
さてmozc-utils-guiは、Mozcの設定(Mozc Setup)アプリを追加する。
このアプリのアイコンは低解像度のアイコンであり、ユーザーがライブ環境でインストール済みのアプリの一覧を表示した時、このアプリのアイコンの見栄えは良くない。
これに関して確認したいことがある。
1.mozc-utils-guiなしにibus-mozcをライブ環境で提供することに意義はあるだろうか?
2.はっきりとは言えないのだが、mozc-utils-guiの存在はQtをUbuntuのmainに配置しなければならない唯一の理由ではないだろうか?
思うに、mozc-utils-guiをサポート対象のまま維持し続ける十分なそして重要な意義があるのかどうか検討する必要がある。
これはデフォルトのインストールから「mozc-utils-gui」を外すという意味ではなく、「Ubuntu」のディスクイメージから「mozc-utils-gui」を外すという意味です。
つまりこの提案が通れば、ライブセッションでは「mozc-utils-gui」がインストールされていない状態になります。
ライブセッションは、ライブメディア(DVD/USBメモリー)から起動した「Ubuntu」のことです。
現時点でライブ環境には、「mozc-utils-gui」がインストールされています。
mozc-utils-gui
「mozc-utils-gui」は、日本語の入力メソッドである「Mozc」のセットアップを行うユーティリティーです。「Mozc」の各種設定を行うことができます。
「Ubuntu」ではこの「mozc-utils-gui」をアクティビティーから起動することができます。
インジケーターから起動することも可能です。
mozc-utils-guiは必須ではない
「mozc-utils-gui」がなくても「Mozc」は利用できます。「Mozc」は、デフォルトの設定で動作します。
Qt5は他のパッケージも参照する
「2.」に関しては、「qtubuntu」が「main」に配置されており「qtubuntu」が「Qt5」に依存するため、「Qt5」の「main」への配置は気にしなくて良いとの回答が得られています。つまり「mozc-utils-gui」だけが理由ではないとのことです。
ライブ環境における日本語入力
「Ubuntu 17.10」のライブ環境(ライブセッション)では、ユーザーが入力ソースの設定を行う必要があるものの、日本語による入力が可能になっています。入力ソースの設定
以下のように入力ソースを設定すれば、日本語キーボードでMozcによる日本語入力が可能になります。以下のように、日本語入力が可能です。
この時、「ibus-mozc」のインストールやログインし直しは必要ありませんでした。
予め「ibus-mozc」がインストールされており、入力ソースの設定のみで日本語入力が可能でした。