GNOMEのデフォルトのインプットメソッドがKKCに変わる
2017年10月21日に「GNOME 3.27.1」がリリースされました。「GNOME 3.27.1」では、デフォルトの日本語の入力メソッド(入力ソース)が「Anthy(ibus-anthy)」から「KKC(ibus-kkc)」に変更されています。
一方「Ubuntu 17.10」では、デフォルトの日本語の入力メソッドに「Mozc(ibus-mozc)」を採用しています。
これを受けて「Ubuntu 18.04」でデフォルトの日本語の入力メソッドをどうするのか、「GNOME」の変更に追従し「KKC」を採用するのか、それとも「Ubuntu」では引き続き「Mozc」を採用するのか、議論が行われています。
GNOMEのKKCへの変更
「GNOME」の「KKC」への変更については、以下にコミット情報があります。コミットメッセージに以下の理由に挙げられています。
- KKCは開発がより活発である
- ユーザーフレンドリーである
- GTK+ベースでGUIが構築されている(MozcはQtベース)
更に具体的な議論については以下に詳細があります。
まずデフォルトの入力メソッドを「Anthy」から「Mozc」に変更しようという要望から話が始まっています。
そして最終的に「KKC」への変更で決着がついています。