PowerShell その22 - PowerShell Core v6.0.0-rcがリリースされました・初のリリース候補版登場

PowerShell Core v6.0.0-rcがリリースされました

2017年11月17日に、「PowerShell Core v6.0.0-rc」がリリースされました。


「PowerShell Core」は、「.NET Core」上で実装されている「PowerShell」のことです。
「PowerShell Core」はクロスプラットホームで提供され、「Windows」だけでなく「Linux」でも利用可能なシェルです。
今まではβ版で提供されていましたが、本リリースからRC版（リリース候補版）としてリリースされます。

PowerShell Coreの紹介

「PowerShell Core」の紹介は、以下を参考にしてください。

• PowerShellがオープンソース化・PowerShellをUbuntuにインストールするには

リリースノートと変更点

リリースノートと変更点は、以下を参照してください。

• v6.0.0-rc release of PowerShell Core

リリースアナウンスは、以下を参照してください。

• PowerShell Core 6 Release Candidate

最終リリースに向けて

リリース候補版は、最終リリース版（GAリリース）の一歩手前のバーションとなります。
つまり安定版のリリースが近づきつつあるということです。
PowerShellチームは、最終リリース向け「PowerShell Core 6.0.0」のブランチを作成し、最終リリースに向けた作業を行ってます。

まだ「GA（General Availability）」リリースに向け、やらなければならない作業が残っています。

• PowerShell Core 6.0.0 GA

「GA」リリースとは、以前の「Release to Manufacturing」を置き換える表現であり、サポート対象になるバージョンのリリースのことです。
今後「PowerShell Core 6.0.0」に適用される変更は、致命的な不具合など承認された修正や変更のみが適用されるようになります。

一方で「master」ブランチに適用される変更は、「PowerShell Core 6.1.0」向けの変更となります。

リリーススケジュール

「PowerShell Core 6.0.0 GA」のリリースは、2018年1月10日に予定されています。
「PowerShell Core 6.0.0 GA」リリース後、「PowerShell Core 6.1.0 β」がリリースされる予定です。
このβ版は引き続き3週間毎にリリースされていく予定です。

PowerShell Core 6.0.0のサポートについて

「PowerShell Core 6.0.0」は、「Modern Lifecycle Policy」に従いサポートが行われます。

• Modern Lifecycle Policy

詳細は後日紹介される予定です。

PowerShell Coreをインストールするには

「PowerShell Core」をインストールする方法は、以下を参照してください。

• PowerShell Coreをインストールするには

「PowerShell Core」は、以下のコマンドを実行すれば起動できます。

PowerShell Coreのアップデート

すでに「Microsoft」のリポジトリーを利用している場合、「ソフトウェアの更新」から「PowerShell Core」をアップデートできます。