一部のLenovo PCでUbuntu 17.10をインストールすると、BIOS/UEFIが機能しなくなる問題
一部のLenovo PCで「Ubuntu 17.10」をインストールすると、BIOS/UEFIが機能しなくなる問題が報告されています。現象が確認されているモデル
現在以下のモデルで本現象の確認が報告されています。- Lenovo Y50-70
- Lenovo G40-30
- Lenovo U31-70
- Lenovo G50-70
- Lenovo G50-80
- Lenovo Z50-70
- Lenovo Yoga Thinkpad (20C0)
- Lenovo Yoga 2 11(20332)
何が起きるのか?
以下の問題が報告されています。(モデルによって細かな違いが出る可能性があります。)
1.BIOS/UEFIの設定が保存されない
BIOS/UEFIで各種設定を変更しても設定が保存されず、現象が発生する前の設定でPCが起動します。設定のリセットもできません。
2.外部ストレージからOSを起動できない
起動可能な外部ストレージがBIOS/UEFIから認識されなくなります。つまりライブUSBメモリーやライブDVD、外付けHDDなど、起動可能な外部ストレージからOSを起動できなくなります。
3.BIOS/UEFIのアップデートも動作しない
「Lenovo」のウェブサイトで提供されているBIOS/UEFIのアップデートを「Windows 10」から実行しても、アップデートが反映されません。何をしたらこの現象が発生するのか?
本現象が発生するまでの過程をピックアップします。- Ubuntu 17.10をインストールした
- Ubuntu 17.10をレガシーモードでインストールした
- 以前のバージョンからUbuntu 17.10にアップグレードした
- Ubuntu 17.10インストール後、Ubuntu 17.10を再インストールした
セキュアブートもファーストブートも無効した状態で「Ubuntu 17.10」をインストールしても、本現象が発生するとのことです。
現象が発生してしまったら
本現象が発生してしまったら、修理(基盤交換)しか手がありません。まずはサポートに連絡を取ってください。
公にLinuxのサポートが表明されていないモデルや、表明されていてもサポートに記述されていないディストリビューション及びそのバージョンの利用は、確信がないのであれば避けたほうが賢明です。