Ubuntu 18.04 その19 - ゲストセッションは必要か？

ゲストセッションは必要か

「Ubuntu 17.10」にてディスプレイマネージャーが「LightDM」から「GDM」に変わりました。
この変更により、ゲストセッションが利用できなくなりました。
また「systemd」に移行した際、「AppArmor」 による保護が機能しなくなりました。


ゲストセッションは、不特定のユーザーがログインでき、アカウントを持たないユーザーでもデスクトップを利用できるようにする機能です。
もちろんセキュリティーに対する配慮が行われており、ゲストセッションは常にシステムのデフォルト設定が使用され、「AppArmor」による安全性の確保が行われます。
ゲストセッションは、あくまで一時的なゲストセッションです。

「Ubuntu 17.10」ではゲストセッションがサポートされていませんが、「Ubuntu 17.10」の開発時、「Ubuntu 18.04」に向けて実装する方針が出されていました。

ゲストセッションいる？

「Ubuntu 18.04」にてゲストセッションのサポートが必要かどうかフィードバックの募集が行われています。
現在以前の「Ubuntu」でゲストセッションを利用しているユーザーや、かつてゲストセッションを利用していたユーザーは、ゲストセッションの必要性に関しフィードバックして欲しいとのことです。

• Guest sessions in 18.04 LTS - are they needed?

またゲストセッションに関し、以下の現状が紹介されています。

• ゲストセッションが無効になってから否定的なフィードバック大してなかったようだ
• プライベートブラウジングや仮想マシンにより代替となる仕組みが利用され、ゲストセッションの価値が減ってきている
• 実装には複雑さを伴い時間がかかる