Mir その26 - 今週Mirで行われた作業・Mir 0.29.0のリリースに向けて

今週Mirで行われた作業

今週（先週）「Mir」で行われた作業の紹介です。

• This Week in Mir (8th Dec, 2017) - Mir 0.29.0 release candidate

Fedora向けの修正

「Fedora」向けの修正が含まれた「Mir 0.29.0」のリリース作業が始まりました。

GitHubへの移行作業が最終段階に

ホスティングサービスを「Launchpad」から「GitHub」へ移行する作業が行われてきましたが、遂に移行作業が最終段階になりました。
まだ少し試験的な運用となっていますが、近々新しいインフラ及びリリースプロセスの元、円滑な「Mir」のリリースが行われるようになる予定です。

実装方針のフィードバック

「Mir」の実装方針に関するフィードバックの募集が行われていますが、開発者がIoT向けSnapベースの「Mir」の修正作業に忙しく、議論の参加に少し遅れが出ています。

• Mirの実装方針にフィードバックを

しかし時間が取れ次第議論に参加するため、引き続きフィードバックを募集しています。

Wayland Conformance Test Suite

「Wayland Conformance Test Suite」の実装作業が行われています。
また「Wayland」サポートに関する不具合の修正が行われました。

「Wayland Conformance Test Suite」プロジェクトのライセンスが「Canonical contributor licence agreement」の対象かどうか「Canonical」の管理者に確認したところ、対象外であることが確認されました。
これにより、外部の貢献者や他のプロジェクトが参加しやすいライセンスになりました。

テストツールのアップデート

テストツールの不具合が修正され、新しいパフォーマンステスト及びスモークテストツールが「mir-test-tools」パッケージの一部として提供されるようになりました、
リリース候補版の「Mir」のテストに役立てることが出来るでしょう。

Mir 0.29.0リリース候補版

「Mir 0.29.0」リリース候補版のブランチが作成され、リリース候補のビルド作業が行われています。
「Ubuntu」及び「Fedora」で「Mir 0.29.0」リリース候補版を利用できるようになります。

Ubuntu

「Ubuntu」では、「Mir」のリリース候補版は「Release Candidate PPA」にて提供されます。
「Ubuntu」で「Mir 0.29.0」リリース候補版を利用するには、以下のコマンドを1行ずつ実行します。

Fedora

「Fedora」で「Mir 0.29.0」リリース候補版を利用するには、以下のコマンドを1行ずつ実行します。