Ubuntu 16.04にSQL Serverコマンドラインツールをインストールするには
「Ubuntu 16.04」に「SQL Serverコマンドラインツール」をインストールする方法です。「SQL Serverコマンドラインツール」をインストールすれば、以下のツールを利用できるようになります。
sqlcmd
「sqlcmd」は「SQL Server」に接続し、データベースの作成やクエリー等の操作を行うコマンドラインツールです。「sqlcmd」の使い方は、以下を参照してください。
bcp
「bcp」は、「SQL Server」からデータをエクスポートしたり、外部ファイルからデータをインポートするためのコマンドラインツールです。「bcp」の使い方は、以下を参照してください。
1.リポジトリーの認証鍵の登録
以下のコマンドを実行し、リポジトリーの認証鍵を登録します。
curl https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc | sudo apt-key add -
2.リポジトリーの追加
以下のコマンドを実行し、「SQL Serverコマンドラインツール」のリポジトリーを追加します。
curl https://packages.microsoft.com/config/ubuntu/16.04/prod.list | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/msprod.list
3.パッケージインデックスファイルの更新
以下のコマンドを実行し、パッケージインデックスファイルを更新します。
sudo apt-get update
4.SQL Server 2017のインストール
以下のコマンドを実行し、「SQL Serverコマンドラインツール」をインストールします。
sudo apt-get install mssql-tools unixodbc-dev
インストール中に以下のようにライセンスの同意確認が表示されます。
ライセンスに同意できるなら「Tab」キーを押して「はい」を選択し、「エンター」キーを押してください。
以上でインストールは完了です。
ツールにパスを通す
各ツールは「/opt/mssql-tools/bin/」にインストールされます。デフォルトではこのフォルダーにパスが通っていないため、以下のコマンドを実行しパスを通しておくと楽でしょう。
echo 'export PATH="$PATH:/opt/mssql-tools/bin"' >> ~/.bashrc
パスを反映するため「端末」を再起動するか、以下のコマンドでを読み込み直してください。
source ~/.bashrc
SQL Serverに接続してみる
「SQL Server」が起動していれば、以下のコマンドで「SQL Server」に接続できます。
sqlcmd -S localhost -U SA -P 'SAのパスワード'