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Unity 8 Desktopの開発をUBportsに移管

「Unity 8 Desktop(デスクトップ向けUnity 8)」の開発が、「UBports」に移管されました。



UBports

「UBports」は、モバイル向けOSである「Ubuntu Touch」の開発を行うコミュニティーです。


「UBports」は「Canonical」が「Ubuntu Touch」から撤退する前から活動を行っているコミュニティーであり、「Canonical」撤退後も「Ubuntu Touch」のメンテナンスや新バージョンの開発を行っています。

「Ubuntu Touch」はシェルに「Unity 8」を採用しており、ディスプレイサーバーに「Mir」を採用しています。
「UBports」はモバイル向けOSに注力しており、デスクトップ向け「Unity 8」の開発に直接関わっていませんでした。

Yunit

「Yunit」は、「Yunit(旧名Unity 8)」の開発を行うコミュニティーです。


「Yunit」は「Canonical」が「Unity 8」から撤退するアナウンスを受けて立ち上げられたコミュニティーであり、デスクトップ向け「Yunit(Unity 8)」の開発に焦点をあてた活動を行っていました。
また商標の関係で「Unity 8」という名称が「Yunit」に変更されていました。

しかしその活動状況は、コミュニティーの立ち上げ時のような勢いがここ数カ月間見られず、十分な開発が行えていない状況でした。

デスクトップ向け「Unity 8(Yunit)」もディスプレイサーバーに「Mir」を採用しています。

Mirの舵切りとWayland

以前紹介したように「Mir」の開発方針が変わり、現在は「Waylandコンポジター」を目指して開発が行われています。

また「Mir」は他のコミュニティーの要望を受け、「Ubuntu」だけでなく「Fedora」でも利用できるように開発が行われています。

さて元々「Unity 8」は、「Waylandコンポジター」を目指す前の「Mir」で動作していました。
しかし「Mir」が「Waylandコンポジター」になるため、将来「Unity 8」は「Wayland」上で動作するようになります。
もちろん「Unity 8」側にも修正が必要になります。

UBportsによる開発へ

デスクトップ向け「Unity 8」の開発が「Yunit」から「UBports」に移管され、「UBports」が主体的に「Unity 8」の開発を行います。


「Mir」の開発は引き続き「Canonical」が行うため、「Mir」に関して変更はありません。
もちろん「Mir」と「Unity 8」のプロジェクトは、連携して作業を行っています。

デスクトップ向けUnity 8の復活

デスクトップ向け「Unity 8」の名称は「Yunit」に変更されていましたが、「UBports」に開発が引き継がれるにあたり、名称が「Unity 8」に戻ります。
つまり「Unity 8」の復活です。
(以前のようにCanonicalがUnity 8を開発するという意味ではありません。)


「Unity 8」のソースコードは以下で参照できます。


Unity 8 Desktopをインストールするスクリプト

「UBports」では、「Ubuntu 16.04」と「Ubuntu 18.04」で「Unity 8 Desktop」をインストールするスクリプトを提供しています。

インストール方法

本スクリプトは以下からダウンロードできます。


「UBports」のソフトウェアスタックと共に「Unity 8 Desktop」をインストールできます。
これはコンバージェンスに向けた段階の一つであり、モバイル向けおよびデスクトップ向けにほぼ同一バージョンの「Unity 8」と「Mir」を提供します。

注意事項

「Mir」もデスクトップ向け「Unity 8」もまだ日常的に利用できる品質ではないため、開発者やテスターに向けた提供となります。

デイリードライバーとして利用できるように

モバイル及びデスクトップの両方で「Unity 8」をデイリードライバーとして利用できるようにする作業が行われています。
デイリードライバーとはドッグフーディングのことで、開発版のソフトウェアを日常的に利用し、フィードバックをを行う行為を指します。

近々Developer ISOが提供される予定です。

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