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WSL起動時に各種設定を自動的に適用可能に

2018年2月7日にリリースされた「Build 17093」では、「WSL」の自動設定が利用できるようになりました。



「WSL」の自動設定は、「WSL」を起動する時に予め指定された設定を自動的に適用する仕組みです。
例えば「WSL」起動時にマウントするボリュームや、ネットワークの設定を指定できます。

wsl.conf

「WSL」起動時に適用する設定は、「/etc/wsl.conf」に記述します。
このファイルが存在しないか、ファイルのフォーマットが不正な場合、デフォルトの状態で「WSL」が起動します。

ファイルのフォーマットは、INIファイルのフォーマットに似ています。
つまり以下のようなフォーマットになります。

#行頭に「#」をつけるとコメント行になり、読み飛ばされます。

[セクション]
キー = 値
キー = 値
...

[セクション]
キー = 値
キー = 値
...

wsl.confのサンプル

以下のサンプルでは、[automount]セクションで「Windows」のドライブのマウント方法を指定しています。
またネットワークに関する設定も指定しています。

automountセクション

「automount」セクションでは、「Windows」のドライブのマウント方法を指定します。
指定されていない設定は、デフォルト値が採用されます。

1.enabledキー

自動的なマウントの有効・無効を指定します。

キー デフォルト値
enabled
true
false
true

「true」を指定すると、Windowsの固定ディスク(C:¥やD:¥)を「/mnt」以下に自動的にマウントします。
「false」を指定すると自動的にマウントしませんが、手動あるいは「/etc/fstab」でマウントすることが可能です。

2.mountFsTabキー

「/etc/fstab」を処理するかどうかを指定します。

キー デフォルト値
mountFsTab true
false
true

「true」を指定すると、「WSL」起動時に「/etc/fstab」の内容を解釈し、記述されているボリュームのマウントを行います。

3.rootキー

「Windows」の固定ディスクのマウントポイントの親ディレクトリーを指定します。

キー デフォルト値
root 親ディレクトリーのパス "/mnt/"

ここで指定したディレクトリー内に、Windowsの固定ディスクが自動的にマウントされます。
例えば「/windir/」を指定すると、Windowsの「C:¥」は「/windir/c」にマウントされます。

4.options

「DrvFs」のデフォルトのマウントオプションを指定します。

キー デフォルト値
options マウントオプション なし

「DrvFs」で利用可能なマウントオプションのみ指定できます。
複数のマウントオプションを指定する場合は、各マウントオプションを「,」で区切ります。
各ボリュームに対して個別にマウントオプションを指定したい場合は、「/etc/fstab」を利用してください。

networkセクション

ネットワーク関連の設定です。

1.generateHosts

「WSL」が「/etc/hosts」ファイルを生成するかどうかを指定します。

キー デフォルト値
generateHosts true
false
true

2.generateResolvConfキー

「WSL」が「/etc/resolv.conf」ファイルを生成するかどうかを指定します。

キー デフォルト値
generateResolvConf true
false
true


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