次期バージョンでQt 4の削除を検討
「Qt 4」が利用できるのは、「Ubuntu 18.04」が最後になるかもしれません。「Qt」はクロスプラットフォームで提供されるライブラリーであり、特にGUIアプリの開発に多方面で利用されています。
例えば「Kubuntu(KDE)」や「Lubuntu Next(LXQt)」で「Qt」は、GUIの中心的なライブラリーとして活用されています。
現在「Qt」の最新シリーズは「Qt 5」であり、「Qt」の最新版は2017年にリリースされた「Qt 5.10」です。
Qt 4
さて1つ前のシリーズである「Qt 4」は2005年の6月にリリースされ、「Qt 4」シリーズの最新版は2015年の5月にリリースされた「Qt 4.8.7」です。「Qt 4」シリーズは約10年に渡り提供されてきたライブラリーです。
しかし2015年の終わりを以って「Qt 4」シリーズのサポートが終了しました。
Qt 4の削除
この状況を踏まえ「Ubuntu」では、可能であれば次期バージョンの「Ubuntu 18.10」で「Qt 4」を削除する方針です。もし「Ubuntu 18.10」で「Qt 4」の削除ができなかったとしても、遅くとも「Ubuntu 19.04」のリリース前に「Qt 4」を削除したいとのことです。
- Remove Qt 4 from the archive
- Ubuntu Preps to Remove Qt 4 Support from the Archives, Targets Ubuntu 19.04
影響を受けるパッケージは以下で参照できます。