Debian GNU/Linuxが利用可能に
2018年3月6日、「WSL」上で「Debian GNU/Linux」が利用可能になりました。「Debian」は「Ubuntu」のアップストリームであり、非常に有名な、そして歴史あるLinuxディストリビューションです。
「Debian」の紹介は以下に日本語ドキュメントがあるので、以下を参照すると良いでしょう。
WindowsストアからDebianをインストールするには
事前にシステム要件を確認し、「Debian」を利用できる環境かどうか確認しておきましょう。システム要件に加え、「Debian」を利用するには事前に「WSL」をインストールしておく必要があります。
ここでは「WSL」のインストールと「Debian」のインストールを分けて紹介します。
1.WSLのインストール
まず「WSL」のインストールから行います。すでに「WSL」をインストールしている場合、この手順を飛ばしてください。
「WSL」のインストール方法は、以下を参照してください。
2.Debianのインストール
次に「Debian」をインストールします。2-1.Debianの検索
「Microsoft Store」を起動し、「Debian」を検索します。2-2.Debianのインストール開始
以下の画面が表示されたら、「入手」ボタンをクリックします。2-3.Debianの起動
インストールが完了したら「起動」ボタンをクリックし、「Debian」を起動します。コマンドプロンプトから「debian」で「Debian」を起動することも可能です。
現時点でインストールされる「Debian」のバージョンは、以下の通りです。
~$ cat /etc/os-release
PRETTY_NAME="Debian GNU/Linux 9 (stretch)"
NAME="Debian GNU/Linux"
VERSION_ID="9"
VERSION="9 (stretch)"
ID=debian
HOME_URL="https://www.debian.org/"
SUPPORT_URL="https://www.debian.org/support"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.debian.org/"
PRETTY_NAME="Debian GNU/Linux 9 (stretch)"
NAME="Debian GNU/Linux"
VERSION_ID="9"
VERSION="9 (stretch)"
ID=debian
HOME_URL="https://www.debian.org/"
SUPPORT_URL="https://www.debian.org/support"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.debian.org/"
2-4.ユーザー名の入力
最初に「Debian」のデプロイが行われるため、しばらく待ちましょう。デプロイが完了すると、以下の画面が表示されます。
「Debian」で利用するユーザー名を入力します。
必ずしもWindowsのユーザー名と一致している必要はありません。
ユーザー名は英数字と一部の記号のみ利用可能です。
ユーザー名を入力したら「エンター」キーを押します。
2-5.パスワードの入力
「2-4.」で指定したユーザーのパスワードを設定します。パスワードを入力したら「エンター」キーを押します。
注意
入力したパスワードは表示されません。キーを押しても何も変化がないように見えますが、実際はちゃんと入力されているので注意してください。
2-6.パスワードの入力
確認のため「2-5.」で入力したパスワードと同じパスワードを入力します。パスワードを入力したら「エンター」キーを押します。
2-7.セットアップ完了
以上でセットアップ完了です。以下のように「Debian」を利用できます。