Clonezilla 2.5.5-38リリースされました
2018年4月12日、「Clonezilla 2.5.5-38」がリリースされました。「Clonezilla」は、ストレージやパーティションのバックアップ及び復元を行うソフトウェア(OS)です。
バックアップや復元作業は手順に沿って作業するため、簡単に利用することができます。
またストレージやパーティションのデータを複製することもできます。
- ストレージのバックアップと復元
- パーティションのバックアップと復元
- ストレージのデータを別のストレージにコピー
- パーティションのデータを別のパーティションにコピー
- リモートサーバーにバックアップデータの作成
- リモートサーバーからバックアップの復元
「Debian」や「Ubuntu」をベースに開発されており、無料で利用できます。
DebianベースとUbuntuベースの違い
「Ubuntu」ベースの「Clonezilla」は、「Debian」ベースの「Clonezilla」よりサポートするハードウェアが多くなっています。また「Ubuntu」ベースの「Clonezilla」は、UEFIセキュアブートにも対応しています。(64bit版のみ)
一方ディスクサイズのイメージは、「Debian」ベースの「Clonezilla」の方が「Ubuntu」ベースの「Clonezilla」よりも少し小さくなります。
どちらを選べばいいかよく分からない時は
「Debian」ベースの「Clonezilla」と「Ubuntu」ベースの「Clonezilla」のどちらを利用すればよいか分からない時は、まず「Ubuntu」ベースの「Clonezilla」を利用してみてください。Partclone 0.3.11-drbl3の採用
本リリースでは「Partclone 0.3.11-drbl3」が採用されており、イメージのフォーマットが変更されました。このフォーマットは「Partclone 0.2.x」と異なります。
その他の注目機能
- 「Massive deployment mechanism bittorrent」機能の追加
- 日本語翻訳のアップデート
- エキスパートモードで「lz4/lz4mt」及び「zstd/pzstd」アーカイブ形式が利用可能に
DebianベースのClonezilla
「Clonezilla 2.5.5-38」は、「Debian」をベースに開発された「Clonezilla」です。「Clonezilla 2.5.5-38」は、2018年3月30日時点の「sid」リポジトリーから取得したパッケージをベースに開発されています。
「Linux Kernel 4.15.11-1」の採用や、様々な機能改善及び不具合の修正が行われています。
リリース情報
リリースに関する情報は、以下を参照してください。注意
UEFIセキュアブート(x86_64/AMD64)で「Clonezilla」を起動する場合は、下記の「Ubuntu」ベースの「Clonezilla」を利用してください。ディスクイメージのダウンロード
「Debian」ベースの「Clonezilla」のディスクイメージは、「Downloads」からダウンロードしてください。ディスクイメージのダウンロード方法は、以下を参考にしてください。
Ubuntu 17.10ベースのClonezilla
「Clonezilla 20180329-artful」は、「Ubuntu 17.10」をベースに開発された「Clonezilla」です。「Clonezilla 20180329-artful」は、2018年3月29日時点の「Ubuntu 17.10」のリポジトリーから取得したパッケージをベースに開発されています。
「Linux Kernel 4.13.0-37.42」の採用や、様々な機能改善及び不具合の修正が行われています。
リリース情報
リリースに関する情報は、以下を参照してください。ディスクイメージのダウンロード
「Ubuntu」ベースの「Clonezilla」のディスクイメージは、「Downloads」からダウンロードしてください。ディスクイメージのダウンロード方法は、以下を参考にしてください。