Ubuntu 18.10の開発コードが決まる
「Ubuntu 18.10」の開発コードが決定しました。開発コードは、「Cosmic Cuttlefish」です。
「Cosmic」は宇宙、「Cuttlefish」はコウイカです。
「Ubuntuのバージョンと開発コードの対応表」を更新しました。
Ubuntu 18.10の開発が始まる
開発コードが決まり、「Ubuntu 18.10」の開発が始まりました。すでに「unstable」からの同期とビルドが完了しています。
ただ開発は始まったばかりなので、まだ大きな変更は行われていません。
現時点でデフォルトにはなっていませんが、「GCC 8.1.0」が含まれています。
2018年の6月か7月頃に、「GCC 7」から「GCC 8」への変更が行われる予定です。
また「OpenJDK 11」へのアップデートや「Python 3.6」から「Python 3.7」へのアップデートも控えています。
Ubuntu 20.04 LTSに向けた第一歩
「Ubuntu 18.10」の開発及びリリースは、次のLTSリリースである「Ubuntu 20.04 LTS」に向けた第一歩となります。「Ubuntu 18.10」の開発では、さらにセキュリティーに焦点をあてた開発になります。
「Ubuntu」は、個人や法人など様々な分野や組織で活用されるOSになりました。
主要な金融会社のメインフレームの中核として、Raspberry PiといったIoTやその試作品のOSとして、デスクトップとクラウドを結ぶOSとして、多方面で活用されています。
すべての分野で共通して要求される要素の一つが、セキュリティーです。
もちろん今までもセキュリティーに配慮した設計がなされていましたが、セキュリティーをさらに上のレベルに押し上げ、より高度なセキュリティーの提供が目標に含まれています。
何がどう変わるのか、「Ubuntu 18.10」にどのような変化が起きるか、楽しみですね。