Ubuntu Desktopに新しいインストーラーを
「Ubiquity」は現在「Ubuntu Desktop」で採用されている「Ubuntu」のインストーラーです。「Ubiquity」は2006年にリリースされた歴史あるインストーラーです。
開発の構想から14年が過ぎ去りました。
今やソフトウェアを取り巻く環境は、14年前と大きく様変わりしています。
次世代のUbiquity、Ubiquity NG
次世代の「Ubiquity」である「Ubiquity NG(Next Generation)」の開発が提案されました。過去の仕組みから今あるモダンな仕組みへの移行と、使い勝手の向上が挙げられています。
どのような技術や仕組みを活かすのか、あるいは組み合わせるのか、技術や仕組みの提案も行われています。
Curtin
「Curtin」はパーティションの作成やOSのインストール、そしてインストールのクリーンアップを期待通りに行ってくれるソフトウェアです。インストーラーの中核ですね。
「Curtin」は設計が優れており、効率的にそして超高速に動作し、「MAAS」や「Ubuntu Server」の新しいインストーラーである「Subiquity」で採用されています。
また「Curtin」は、「Ubuntu」や「Cent OS」を含む様々なLinuxディストリビューションのインストールをサポートしています。
新しい種類のパーティションやルートファイルシステム、ネットワークストレージを扱うのに最適なソフトウェアです。
MAAS
「MAAS」は、マシン上のストレージやネットワークの設定を行う優れたHTMLインターフェースを提供します。「MAAS」は実際のOSのインストールに「Curtin」を使用しており、「MAAS」と「Curtin」の組み合わせは期待通りに動作します。
Electron
「Electron」は、HTML5アプリの構築に利用されるフレームワークです。「Skype」や「Spotify」など、「Ubuntu」上で動作する様々なアプリケーションが「Electron」を利用して作られています。
Snaps
「Snaps」はソフトウェアの新しいパッケージング手法を提供します。隔離された環境により、既存のシステムに影響を与えずにソフトウェアを配置することができます。