Ubuntu Budgie 18.04で修正された問題と既知の問題
「Ubuntu Budgie 18.04」で修正された問題と既知の問題を紹介します。修正された課題や問題
「Ubuntu Budgie 18.04」で修正された課題や問題です。1.xdiagnoseの削除
利用されなくなった「xdiagnose」が削除されました。2.IBusがキーボードを適切に切り替えない不具合の修正
IBusキーボード(入力メソッド)の切り替えが適切に循環するようになりました。3.BudgieがKDEに干渉する問題の修正
「KDE」がインストールされている環境に「Budgie」を同時にインストールしても、「Budgie」が干渉しないようになりました。4.ウィンドウスナッピングの不具合修正
ウィンドウをスナッピングすると画面がロックアップするケースがありましたが、スナッピングアニメーションを削除し、この問題を修正しました。5.テキストモードのPlymouthでテーマが正常に表示されない問題の修正
テキストモードの「Plymouth」でテーマが正常に表示されるようになりました。6.グラフィックモードのPlymouthのテーマの改善
グラフィックモードの「Plymouth」でロゴの中央に進捗バーが表示されるようになりました。7.Skippy-XDをお勧めのアプリから削除
「Skippy-XD」は数年間メンテナンスされておらず、お勧めのアプリから削除されました。必要ならバックポートPPAからインストールすることも可能です。
ただし動作保証はありません。
8.Vivaldi 32bit版の非サポート
「Ubuntu Budgie 18.04 32bit版」では「Vivaldi」のインストールは案内されません。利用可能なパッケージはありません。
既知の問題
既知の問題です。1.ログイン画面にユーザー固有の壁紙が表示されない
「LightDM」の変更により、ログイン画面に現在選択されているユーザー固有の壁紙は表示されません。ログイン画面自身の壁紙は、ログイン画面の設定ツールから変更できます。
2.アップグレード後にパネルがクラッシュする
アップグレード後にメニューボタンをクリックすると、パネルがクラッシュします。この現象が発生した時は、以下の方法でパネルを復帰させます。
1.「Ctrl+Alt+T」キーを押して、「端末」を起動します。
2.以下のコマンドを実行します。
nohup budgie-panel --reset --replace &
アップグレードの注意事項
アップグレードの注意事項です。1.アップグレードする前に
アップグレードする前に「ubuntu-budgie-desktop」パッケージがインストールされていることを確認してください。「ubuntu-budgie-desktop」パッケージは以下のコマンドでインストールできます。
sudo apt install ubuntu-budgie-desktop
2.Tilix端末からのアップグレードは推奨しない
「Tilix」から以下のコマンドを使用してアップグレードしようとすると、アップグレード中にフリーズします。
do-release-upgrade
アップグレードは「ソフトウェアの更新」から実行してください。
どうしても上記のコマンドでアップグレードしたい場合、仮想コンソール(tty)に切り替えて仮想コンソールからアップグレードを実行してください。
3.バックポートPPAの有効化
バックポートPPAからインストールされたパッケージの中には、アップグレード時に削除されるパッケージがあります。削除されたパッケージを再度インストールするには、アップグレード後に「budgie-welcome」からバックポートPPAを有効にし、再度それらのパッケージをインストールしてください。
4.Snap版budgie-welcomeをインストールするには
アップグレード後にSnap版「budgie-welcome」をインストールするには、Budgieメニューから「Budgie Complete Installation」を検索し、これを実行してください。5.パネルのリセット
「Pocillo」テーマやアプレットの変更を確実に反映するために、アップグレード後に以下のコマンドを実行し、パネルをリセットしてください。
nohup budgie-panel --reset --replace &
Ubuntuの変更点や既知の問題
「Linux kernel」などコアコンポーネントは「Ubuntu」と共有しています。共有部分の変更点や既知の問題は、「Ubuntu」の変更点や既知の問題を参考にしてください。