GNOMEソフトウェア改善の取り組み
「GNOMEソフトウェア」は、アプリのインストールやアップデートなどソフトウェアの管理を行うアプリです。「Ubuntu」の開発者は「GNOMEソフトウェア」の改善を行うため、「GNOME」の開発者と連携して作業を行っています。
さて数週間前、「Canonical」の各チーム(ストア/snap/snapd/デザイン/デスクトップチーム)とアップストリームの「GNOMEソフトウェア」の代表が集まり、ミーティング(GNOME Software design sprint)が行われました。
このミーティングでは、「GNOMEソフトウェア」の改善に関するアイデアの共有や精査が行われ、例えば以下のアイデアが話題に取り上げられました。
1.ソフトウェア提供者の検証
ユーザーがソフトウェアの提供者を検証できるようにするため、「GNOMEソフトウェア」にソフトウェア提供者がどのような検証チェックを受けたのかを表示する機能を追加する案です。2.アプリの問題を報告する機能
アプリで発生した問題を直接ソフトウェアの提供者やストアを経由して報告できるようにする案です。3.アプリ紹介ページをカスタマイズする機能
アプリ紹介ページのレイアウト改善及び、ソフトウェアの提供者が自身のアプリ紹介ページをカスタマイズできるようにする案です。ソフトウェアの提供者がアプリ紹介ページに独自のアートワークを追加するなど、ページの拡張を行えるようにします。
また特定のカテゴリーで人気のあるアプリであることを示すバッジの表示や、Confinementレベル(分離/隔離レベル)の表示、カスタマイズ可能なヘッダーアートワーク、アニメーションGIFや動画のサポートが案に含まれています。
4.ホーム画面の改良
「GNOMEソフトウェア」のホーム画面を改良し、新着アプリの紹介や、インストール済みアプリやアドオンに関連するソフトウェアの表示、ユーザーのお気に入りのソフトウェア提供者が提供するニュースやアップデート情報を表示する案です。具体的な実装はこれから
今回のミーティングはアイデアの集約と共有、そして絞り込みであり、具体的な実装はまだこれからです。これらのアイデアはフィードバックを募集するため、「GNOME」のコミュニティーデザインページに追加される予定です。